完全なる「オーダーメイド」|ベントレーブロワーとバカラルの顧客向け1号車が完成!

Bentley Motors

ベントレーマリナーは、最高峰のハンドクラフトによるビスポークプロジェクトの新シリーズの2モデルの最初の顧客向け車両を完成させた。各車両はそれぞれ12台のシリーズの最初のもので、バカラル・カーワンはマリナーの新しいコーチビルドのバルケッタのカスタマーへのデリバリー第1号となる。一方、ブロワー・カーワンは、ヘンリー・ティム・バーキン卿の1929年製スーパーチャージド4.5リッターをミリ単位の精度で機械的に再現したもので、世界初の戦前のコンティニュエーションシリーズの最初の顧客向け車両となる。完全12台限定の2つのシリーズのすべての車と同様に、この最初の車両は、すべてのディテールがオーナーによって指定されており、完全なビスポークとなっている。



ブロワー・カーワン

ブロワー・コンティニュエーション・シリーズの1号車は、クラシックなデザインを完璧に再現している。ボディは当時も使用されたレクザイン社製の人工皮革のレザークロス生地で縁取られ、ベースとなったオリジナルのブロワー(チームカーNo.2、登録番号UU 5872)の色を再現した特注のバーキングリーンのペイントで仕上げられた。チームカーNo.2、登録番号UU 5872は、ティム・バーキン卿が製作、所有、レースに参加した車で、現在もベントレーモーターズが所有している。バーキングリーンのボディには同色のワイヤーホイールが装着され、インテリアには同色のレザーが使用され、折りたたみ式のルーフはブラックとなっている。



メカニズム的にはバーキンのオリジナルと同じだが、安全上重要な2つの特徴がある。それは、最新の電動燃料ポンプと、燃料タンクへのフォームバッフルだ。また、オリジナルのダイナモを改良したダイナメーターが追加され、外観を維持しながら、よりパワフルで信頼性の高い充電システムを実現している。エンジンはW.O.ベントレー自身が設計した4.5リッターの新品で、アルミニウムピストン、オーバーヘッドカムシャフト、シリンダーあたり4バルブ、ツインスパークプラグを備えている。フロントにはブロワーの名の由来となった象徴的なスーパーチャージャーが取り付けられており、これは著名なエンジニアであるアマースト ・ヴィリエが1920年代に製作したものを正確に再現したもの。エンジンのサインオフ時に出力を測定したところ、100年近い歴史を持つこの設計にもかかわらず、240bhpを確実に発揮している。



バカラル・カーワン

バカラルのデザインは想像力をかきたてるもので、内外装の素材、色、仕上げのほとんどがビスポークだ。カーボンファイバー製のボディは、カスタマーのビスポークカラーであるシャンパン色を帯びたサテンシルバー「アトム・シルバー」で仕上げられている。22インチのバカラル・トライフィニッシュ・ホイールには、ポリッシュ仕上げのフェース、ダークグレーのサテン・スポーク、グロス・モスグリーンのアクセント・ハイライトが施されている。モスグリーンのアクセントは、フロントグリルのセンターバー、ヘッドランプの内側、アッパーボディのクロームサラウンド、リアのグロスブラックの「パワーハンプ」周辺にも採用されている。また、Aピラー、グリルのメッシュとサラウンド、ボンネットベント、サイドベント、ロワーボディ、リアバンパーインサート、ブレーキキャリパーにもグロスブラックのコントラストが見られる。リアは、グロスブラックのアウターエキゾーストチップとモスグリーンのインナーで仕上げられた。



バカラル・カーワンのインテリアは、ベルーガのレザーにモスグリーンのハイドをアクセントとしてバカラル独自のキルティングパターンによるコントラストステッチがコンソールのウィング、アウター・シートバック、キャビン全体へ施されている。シートセンターには上質なナッパレザーを使用し、カーペットはベルーガのダイヤモンドカービングを採用したオーバーマットにモスグリーンのバインディングとステッチがアクセントになっている。また、バカラル・カーワンのキーは車に合わせてモスグリーンのステッチが施され、ベルーガのハイドで縁取られた特注のキーボックスに入れてカスタマーに渡される。キーそのものの側面はグロス・モスグリーンで、バカラルの特別なローレット仕上げが施されている。





ベントレーのマリナーとモータースポーツ担当取締役であるポール・ウィリアムは次のようにコメントしている。
「最初の2台が完成したことで、チーム全体が大きな誇りを感じています。これらのプロジェクトの設計と開発には何年もの時間が費やされてきましたが、それらが完成したのを見て、非常にやりがいを感じました。これらの車は完全にユニークで、完全なビスポークでありながら、他のベントレーと同じ品質基準で作られています。21世紀のコーチビルドされたグランドツーリングバルケッタと、1929年のロードゴーイングレースカーを再現することができるのは、世界でもマリナーだけなのです」

ブロワー・カーワンとバカラル・カーワンはまもなくそれぞれのオーナーのもとへ旅立つ。一方、マリナーの製造チームは、これらの最初の車と同様に、それぞれのオーナーにとって特別で唯一な、次の3台の車の製造を続けていく。

オクタン日本版編集部

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