自宅からバーチャル空間を介してトルコ観光!バーチャル博物館6選

トルコ観光広報・開発庁

地中海沿岸に位置し、アジアとヨーロッパを結ぶように佇むトルコ共和国。何世紀にもわたり多様な文明が反映された歴史、そして自然や美味しい食べ物を有する文化が交差する国である。そして今回紹介するのは、そんなトルコを自宅で観光できるバーチャル博物館についてだ。



現在は、トルコを含め海外旅行に行くことが困難であることに加え、緊急事態宣言や自粛の要請で、日本国内でもなかなか異空間での新鮮なひとときや異文化に触れ合う機会がない。

そんな時におすすめしたいのが、トルコ共和国文化観光省が2020年に開設した新しいデジタルポータル「Sanal Muze」である。このバーチャル空間では、トルコの遺跡や博物館のバーチャルツアーに無料で参加することができ、3D化で360°ぐるりと見渡すことができるのだ。それでは以下に6つのバーチャル博物館をご紹介していこう。


ギョベクリ・テペ古代遺跡
12,000年の歴史を持つギョベクリ・テペは、人類の歴史を塗り替え、これまでに発見された世界最古の神殿跡として知られている遺跡。トルコ南東部のシャンルウルファ県に位置し、現存する巨大な石柱構造物により、2018年にユネスコ世界遺産に登録されている。



アナトリア文明博物館
トルコの首都アンカラに位置するこの博物館は、旧石器時代以降のアナトリア地方のユニークな作品を展示する歴史的な2つの建物で構成されている。2014年に行われた改修工事では、バーチャルツアー、アニメーション、ギョベクリ・テペのT字型の柱のレプリカ、その他の遺物などを通して、時間の旅を楽しむことができる。



イズミル・エフェス博物館
来館者数も多く、トルコで最も重要な博物館の一つ。エフェスのアルテミス像、イルカに乗るエロス、ウサギを抱くエロス、エロスの頭部、プリアポス像、大理石のアルテミス像、エジプトの司祭像、イシス像、様々な神話上の神々の彫刻、ソクラテスの頭部など、さまざまな注目すべき貴重な品が展示されている。



アンカラ独立戦争博物館
本博物館の建物には、1920年から1924年までトルコの大国民議会が置かれていたが、1952年に国民教育省に移管されることとなった。1957年には同建物を博物館に変更することが決定し、1961年に「大国民議会博物館」として一般に公開されたという。



トロイ博物館
総面積9万平方メートル、3階建てのトロイ博物館は、7つのパートに分かれた物語を再現している。本館では詩人ホメロスの長編叙事詩『イーリアス』で歴史に名を残したアレクサンドリア・トロアス地方に進出したトロイ、その生活や文化の考古学的な歴史を、発掘調査で出土した遺物を通して説明している博物館だ。



アンカラ民俗学博物館
セルジュク王朝時代から現在に至るまでのトルコの芸術作品が展示されており、歴史好きにはたまらない博物館。様々な地域の民族衣装、装飾品、履物、タオル、包み、カーペット、タペストリーなどのサンプルを見ることができる。また、オスマン帝国時代の弓矢、火縄銃、マスケット銃、剣、ヤタガン(刀剣)、トルコタイル、キュタフヤタイル、スーフィズムやカルトに関するものなど、膨大なコレクションが収められている。


また、今回ご紹介した6つの博物館以外にも全部で39種類ものバーチャルツアーがラインナップしているので、気になる方はぜひこちらのページから、ご確認いただきたい。(トルコ語での表記になります。ご了承ください)

オクタン日本版編集部

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