ポルシェ356ファン必見!40年以上かけて集められた珠玉のコレクションが大放出!

Drew Shipley (C) 2021 Courtesy of RM Sotheby's

キング・コレクションとは、オハイオ州の静かな町、ケントにあるポルシェ 356のサービスショップのオーナーであり、熱心なコレクターでもあるリチャード・Q・キング氏の生涯の集大成ともいえるコレクション。キング氏は40年以上にわたってポルシェ 356を愛し続け、3世代にわたる356の部品やパーツ、そして膨大な数の愛車を集めてきた。この度キング・コレクションから、8台の車両がオーバーン オークション パークで開催されるオークションブロックに出品される。octane.jpではそのうちの5台の美しいポルシェ 356を順に紹介していきたい。本日紹介する1台目は、1964年の356 C カレラ2 クーペ by Reutterだ。





カレラ2のほとんどはBシリーズであったが、ポルシェは1964年モデルとして、445台のCシリーズクーペとカブリオレに2.0リッターのエンジンを搭載した。このうち生産されたクーペはわずか126台だった。カレラの専門家であるコール・スクロガムは、『356 Carrera - The Four-cam Production Cars』の中で、「カレラ2はポルシェの最速モデルとして宣伝され、130mph、0-60mを9.2秒で走ることができた」と言っている。



この356 C カレラ2 クーペは、1964年5月20日に完成し、同年7月8日にパリのディストリビューターであるソナウト社に引き渡されたことが、カーデックス(かつてポルシェが採用していた紙製の情報システム)に記載されている。スレートグレーにライトブラウンのレザーシートとオートミールのカーペットで仕上げられたこの車は、フロントトランクの12Vバッテリーの横にエバスペッヒャー社製BN-4ガソリン・ヒーターが取り付けられている。また、ノーズパネルの後ろには、大型の補助オイルクーラーが設置されていた。



カーデックスには、最初のオーナーはオプションとしてヘッドレスト1個を希望したと記されている。鑑定書によると、オリジナルのエンジンからナンバリングされていない4カムエンジンに交換されており、ウェーバーキャブレターとベロシティスタック、さらにシングルアウトレットのレーシングエグゾーストが取り付けられている。また、4カムのツインパイプマフラーを装着するためのルーバー付きリアエプロンも付属している。



この356C カレラ2 クーペはアメリカへ渡り、コロラド州やカリフォルニア州の愛好家を経て1985年頃にリチャード・Q・キング氏のコレクションに加わり、フランスでの登録証を付けたまま、現在に至っている。走行距離は81916kmで、この年代の車としては内外装ともにオリジナルを保った非常に優れたコンディションだ。



カレラ2は希少で人気の高いモデル。この356C カレラ2 クーペの推定落札価格は35万~40万ドル(約3858万円~4486万円)とされている。最終的な落札価格も気になるところだ。



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Photography: Drew Shipley (C) 2021 Courtesy of RM Sotheby's

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