奇想天外!クラシックカー×ボートの斬新な発想|レストモッドの次は「レストフロート」が来る!?

Floating Motors

全く新しい考え方を提案するイタリアのスタートアップ、「Floating Motors」を紹介したい。レストモッドがクラシックカーを現代の走行条件に合わせてアップグレードしたものであるのに対し、Floating Motorsが提供するのは「レストフロート」、つまりクラシックカーをボートに改造したものである。





Floating Motors社は、公式ウェブサイトで以下のようにコメントしている。
「私たちは、オリジナルのカーモデルのプロポーションとサイズを厳密に尊重し、フローティング・ハル(カタマラン、コンベンショナル、フォイル)には最新の航海技術を適用し、過酷な条件の中でも高度な耐久性を実現するために、建築材料と応用技術に関して卓越した品質を提供します。私たちの製品は、神話の車のような形をした最高級のモーターボートです」

シャシーは、好みに応じてFRPまたはカーボンで再現され、すべてのフローティングモデルは電気エンジンにより、ゼロエミッションでモーター駆動することができる。Floating Motors社は、あらゆる顧客のニーズに応えるカスタムモーターボートを提供することを目指している。



何を“レストフロート”できるか、その可能性は無限大だ。VWのバンから、MINI、ランボルギーニ、ダッジ チャレンジャーなど、クラシックなモデルであれば何でもカスタム可能だという。Floating Motors社は、今後数年以内にこれらの新しいモーターボートを市場に投入する予定だ。





パワーオプションも様々で、いくつかのモデルが用意されている。La Dolce(40馬力の電動船外機)、La Foil(70馬力の船外機)、Mini Mare(40馬力の電動船外機ツイン)、La Veloce(240馬力の電動船外機)、La Perla(135馬力の電動船外機ツインとジェットドライブ)の5種類。また、長さも3~3.5メートルのXSから、6~7.5メートルのXLまでの選択肢から選べる。

左:Mini Mare 右:La Dolce

La Foil

La Veloce

La Perla



このプロジェクトの最も魅力的な点は、ただ単に船外機を付けたクラシックカーが海に浮かぶだけではないということだ。公開された画像を見る限りでは、Floating Motors社は、取り外し可能なトップや、日焼けや収納のための拡張可能なデッキなど、水上でのリラックスした一日に必要なものは何でも取り入れ、快適性にも優れたボートに改造することに全力を尽くしている。





ちなみに、価格について気になる方も多いだろうが、実はまだ製品化されていない。現在、Floating Motors社は予約と出資を受け付けており、試作品や金型を作るための資金を調達した後、2年以内に最初のユニットを発売したいと考えている。続報を楽しみに待とう。

全ての写真を見たい方はこちらの画像ギャラリー【全40点】をチェックしてほしい。

Floating Motors
https://www.floatingmotors.com/

オクタン日本版編集部

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