究極のスポーツバイク、登場|トライアンフ 新型 Speed Triple 1200 RR

Triumph

Speed Tripleファミリーに新たに加わるトライアンフの新型Speed Triple 1200 RRは、英国の気品と爽快なパフォーマンスを組み合わせるという英国自動車業界の誇り高い伝統を反映している。ユニークなキャラクターとロードに焦点を当てたスポーツパフォーマンスにより、Speed Tripleの象徴的な性質を愛するライダーのために新しい次元を創り出す新型RRは、美しさと機能性の両方におけるランクアップを遂げ、より独特で、より特徴的な“本物”を提供する。本質的には、カフェレーサーを現代風にアレンジしたものであり、ロード向けの究極のスポーツバイクだ。流れるようなラインと、よりスポーツに焦点を合わせたノーズの低いライディングポジションとシルエットを備えたRRは、新しく魅力的な外観を纏っている。



RRの特徴的なシングルラウンドヘッドライトセットアップを組み込むよう形を整えられた、圧巻の新しいコクピットフェアリングは、望ましいスタイルに仕上がっている。細部へのこだわりがこの美しいマシンの鍵であるため、ケーブルとホースを巧みに隠すことで、コックピットエリア全体がクリーンに保たれている。



新型RRには、2つペイントスキームが用意されている。リッチで光沢のある色の組み合わせのレッドホッパー×ストームグレーのスキーム、またはプレミアムゴールドのディテールがあしらわれ、印象的なクリスタルホワイト×ストームグレーのオプションだ。どちらのスキームにも、色分けされたベリーパンとシートカウルが付属し、これらは簡単に交換が可能だ。

レッドホッパー×ストームグレー

クリスタルホワイト×ストームグレー


鋳造アルミフレームを備えた軽量でコンパクトなシャシーを装備した新型RRは、765 Street TripleRSの驚異的な俊敏性と正確なハンドリングをすべて踏襲している。新しいエルゴノミクスとより高度なサーキット由来の装備によってそのスペックをさらに高いレベルに引き上げ、Speed Triple史上最も爽快でスポーティーな走りを実現している。Speed Triple 1200 RSよりも135mm 低く、50mm前方にある新しいフォーカスクリップオンハンドルバーに加えて、調整された新しいフットペグ位置もこのRRでアップデートされたポイントだ。乗り降りのしやすい830mmのシート高、ナローなタンク、スカルプテッドシートプロファイルと組み合わせることで、新型RRは最大限の快適性とコントロールを提供する。



新型RRでは、新しい Öhlins社製Smart EC 2.0電子制御セミアクティブサスペンション(フロントおよびリア)を採用しており、これはÖhlins社製品のなかでも最も先進的なサスペンションシステムにあたる。RRの形状に合わせて特別に調整されており、パフォーマンス、快適性、制御の最適なバランスを実現する。 ライディング中でもTFTディスプレイを介して調整可能で、高度なサスペンションコントロールユニットを使用して、ライディングスタイル、速度、加速などの情報を継続的に監視し、それに応じてコンプレッションとリバウンドダンピングの両方を自動的に調整する。



17インチの鋳造アルミホイールは非常に軽量で、RR独自の新しく高性能なピレリ製DiabloSupercorsa SP V3タイヤが装着されており、サーキットとロードの両方で驚異的なレスポンス、安定性、グリップを発揮する。さらに、サーキットでの使用に焦点を絞った、公認サーキット用タイヤピレリ製Diablo Supercorsa SC2 V3も用意されている。



パワー、トルク、レスポンスが最適化されたすべてのコンポーネントを備えたパワートレインは、10750rpmで180PSの最高出力、9000rpmで125Nmの最大トルクを発揮する。そして、すべてのトライアンフトリプルエンジンの特徴ともいえるトルク曲線は、低回転域からミッドレンジ、そしてピーク回転まで滑らかかつ強力で、驚異的なパンチ力と加速を実現する。低慣性エンジンは、卓越した応答性を誇り、正確なフィールを提供する。



搭載されているマイトライアンフコネクティビティシステムが標準装備されたフルカラー5インチTFTディスプレイは、AndroidおよびIOSと互換性があり、通話と音楽の操作、ターンバイターンナビゲーション(Google との提携により開発)、および GoProコントロールシステムが可能になる。これらはすべてバックライト付きスイッチキューブを介してアクセスおよび管理され、視認性を高める加工が施された保護ガラスを採用したTFTディスプレイに適宜表示される。これにより、反射が最小限に抑えられ、鮮明な画面表示を実現している。直感的なユーザーインターフェイスにより、移動中にも多くの設定を調整でき、サーキットで使用するためのラップタイマーが組み込まれている。



新型RRでは5つのライディングモードが選択でき、ロード、レイン、スポーツ、ライダー設定、そして、ABSとトラクションコントロールの介入を最小限に抑えたトラックモードを備えている。ライディングモードには複数の介入レベルがあり、TFTディスプレイを介して選択および調整される。また、新フルキーレスシステム(キーレスイグニッション、ステアリングロック、フューエルフィラーキャップを統合)やクルーズコントロールなど、走行を強化する補助的なテクノロジーも搭載されている。



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新型Speed Triple 1200 RR

エンジン:水冷並列 3 気筒 DOHC12 バルブ
排気量:1160 cc
ボア:90.0 mm
ストローク:60.8 mm
圧縮比:13.2:1
最高出力:180 PS / 177.6 bhp (132.4 kW) @ 10,750 rpm
最大トルク:125 Nm @ 9,000 rpm
燃料供給方式:
マルチポイントシーケンシャル電子燃料噴射エレクトロニックスロッ
トルコントロール付
エキゾーストシステム:
ステンレス製 3-INTO-1 ヘッダーシステム、吊り下げ式プライマリー
サイレンサーおよびサイドマウント式セカンダリーサイレンサー

駆動方式:Xリングチェーン
クラッチ:湿式多板、スリップアシストクラッチ
トランスミッション:6 速

全長:2085 mm
全幅(ハンドルバーを含む):758 mm
車高(ミラーを含まない):1120 mm
シート高:830 mm

オクタン日本版編集部

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