SUVに見る、アルピナらしさ|BMWアルピナ新型 XD3が予約受付開始

NICOLE AUTOMOBILES

BMW X3のマイナーチェンジを受け、ドイツ本国で2021年8月にアップデートされたBMW ALPINA XD3。マイルドハイブリッドシステムを採用し、エンジン出力とトルクが強化された高性能ディーゼルエンジン、改良されたハンドリング性能、そしてよりダイナミックさを増した存在感により、SUVにアルピナらしさをもたらしつつ、独自のポジションを築いている。この度、日本向けの販売価格の公開、予約受付が開始された。



48Vスタータージェネレーターを搭載したBMW製のマイルドハイブリッドテクノロジーは、特に低速域においてパフォーマンスの向上をもたらしている。ビ・ターボチャージングシステムを搭載した3.0リッター直列6気筒ディーゼルエンジンは、16kW(22PS)アップの最高出力261kW(355PS)を実現し、1750~2750rpmの回転域にわたって、30Nm(3kgm)アップの730Nm(74.4kgm)の最大トルクを、あらゆる走行状況においても即座に供給する。また、発進からわずか4.9秒で100km/hまで加速し、巡航最高速度は254km/hを誇る。



BMW製のマイルドハイブリッドテクノロジーを採用したことにより、高性能エンジンの効率が向上しただけでなく、ダイナミック・レスポンスも向上している。最大8 kW(11PS)の回生電力を瞬時に活用できることから、低回転域におけるエンジンとスロットルのレスポンスは比類なき反応を示す。また、定速走行時においては、エンジンへの負荷を最適化するように作用し、効率の改善に寄与する。



動力伝達には、エンジンから発せられる高いトルクに耐えるように特別設計されたZF社製8速スポーツオートマチックトランスミッション(8HP76世代)を採用している。マニュアルシフトチェンジを行いたい時には、伝統のアルピナスウィッチトロニックシフトボタン、もしくはオプション装備となるアルミニウム削り出しのアルピナスウィッチトロニックシフトパドルを介して操作することが可能だ。

新型XD3の四輪駆動制御は、BMWxDriveシステムをベースとして開発されている。状況に応じてトラクションが最適化されるよう、トルク配分に関して手を加えており、スポーティなハンドリングを実現すべく、後輪重視の設定としている。また、従来モデルには、リヤに電子制御式アクティブLSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)が組まれていたが、新型XD3にはこれに加えてパフォーマンスコントロールが設定された。このシステムは、個々のブレーキを個別に制御することで、アンダーステアの発生を未然に防ぐ働きをする。その結果、コーナリング時における俊敏性とグリップを向上させ、新型XD3の持つポテンシャルを最大限に体験することが可能となる。



新型XD3は、BMWが新たに再設計したライトとキドニーグリル、そして、そのデザインに連なるようにアルピナが追加したエアロコンポーネントがモダンでスポーティな印象を与え、このモデルをより洗練されたイメージへと昇華させている。また、リヤエプロンに新たに追加されたディフューザーは、モデルのもつ筋肉質な一面を引き出している。ハイグロスフィニッシュとなるBMWが再設計したセンターコンソールは、直感的な操作が可能で、スポーツディスプレイでは、パワーとトルクモニターだけでなく、ブースト圧や油温、Gフォースも表示できるようになった。



アルピナのレザーワークショップは、顧客の個性を反映したインテリアを作り上げることができるよう、基本的にインテリアのカスタマイズに制限をなくしている。アルピナのインテリアデザインには、パイピング、ステッチ、刺繍やエンボス加工、さらに顧客の希望に応じた加工など、カスタマー独自のニュアンスをプラスすることができる。自動車業界で用いられている中でも最高品質の天然素材を揃えたBMWエクイップメントシリーズにラヴァリナ・レザーが加わり、レザーならではの快適性と通気性体感することができる。



全ての写真を見たい方はこちらの画像ギャラリー【全35点】をご覧いただきたい。

BMW ALPINA XD3

日本導入時期2022年上旬予定
希望小売価格(10%の消費税込み車両本体価格)
BMW ALPINA XD3(右ハンドル): 1162万円

※2021年9月現在において日本導入モデルは右ハンドル仕様のみ

オクタン日本版編集部

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