オーナー亡き後、草むらの先で息を潜めていた|88年前のスリーホイラーが発見される

CHARTERHOUSE

チャーターハウスのクラシックカーオークションで、ドーセット州の納屋の片隅に隠れていた1933年のモーガン ファミリー スーパースポーツが出品される。チャーターハウスのオーナーであるリチャード・ブロメル氏は、「このような発見をするのは夢のようです。多くの人がクラシックカーやビンテージカーを買いたいと思っている一方で、車を再整備したり、本格的なレストアに着手したりすることを楽しみたいと思っている人もたくさんいます。特にこの時期は、コレクターが冬のプロジェクトを探しています」とコメントしている。

チャーターハウスのオークションに出品されたこの3輪のモーガンは、長期にわたって一人のオーナーに所有されていたものだ。所有者は残念ながら亡くなっており、このモーガンはしばらく誰の目にもつかず、触れられることもなかった。というのも、このモーガンは納屋の一角に停め置かれたままで、長い年月の間にそこには草木が生い茂り、細い小径を通らないとたどり着けないような場所になっていたからだ。



1933年に生産ラインから出荷されたこのモーガンは、JAP製の1200cc V型2気筒エンジンを搭載したフロント2輪+リア1輪のスリーホイラーだ。オーナーは30年以上前にこのモーガンを購入し、所有している間は、妻をコ・ドライバーとしてフランスやスペインなどの大陸ツーリングやラリーによく参加していた。しかし、彼が亡くなった後、彼の妻は体調を崩してしまう。家族は苦渋の決断の末、彼女の介護費用を捻出するために、10月5日に名門ヘインズ国際自動車博物館で開催されるチャーターハウスのクラシックカー&ヴィンテージカーの専門オークションにこのモーガンを出品することにしたという。





この車両は2万ポンド(約303万円)で落札されると見込まれている。

チャーターハウス
https://charterhouse-cars.com/

オクタン日本版編集部

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