たった1億4600万円で究極の新車が買える!イタリアの名車からインスパイアされた「イソ リボルタGT ザガートGTZ」

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1960年代の最も美しいスポーツカーの1つであるイソ グリフォA3Cと、その最終的なレーシングバージョンであるビッザリーニ 5300は、単なるうわべだけの車ではなかった。競技用バージョンは、1964年と1965年にル・マンの大排気量GTクラスで優勝しており、この車の機械としての洗練度、空力効率、耐久性の高さがうかがい知れる。

レンツォ・リボルタは、美しく、圧倒的な速さを誇るイソ・グリフォを設計するにあたり、イタリアで最も偉大な自動車エンジニアの一人、ジョット・ビッザリーニを起用した。ビッザリーニは、コルベットに搭載されていた丈夫で信頼性が高く、チューニングが容易なシボレー製スモールブロックV8エンジンと4段ギアボックス、溶接シート式プラットフォームフレーム、洗練されたサスペンション、軽量で空力に優れたボディなど、成功に必要な要素を盛り込んでイソ・グリフォを設計した。コルベットと比較して大幅に軽量化され、どんな車も凌ぐような技術革新が施されていた。その結果、ルーフラインまでの高さはわずか43インチとなり、行動を走る真のレーシングカーとなったのである。



イソ グリフォ A3Cはそのルックス、パフォーマンス、血統により、イタリア車の中でも最も魅力的な車のひとつに数えられている。そのため、近年ザガート社がイソ・リボルタを買収した際、A3Cに敬意を表して新型モデル「イソ・リボルタGTザガート(GTZ)」を発表したのも当然のことだった。GTZのパワートレインは、オリジナル同様、コルベットのC7 Z06に搭載されている660馬力のLT4と、パドルシフト付きの優れた8段トランスミッションを採用している。また、巨大なカーボン・セラミック・ブレーキも採用されている。これらをベースに、イタリア・ミラノにあるザガート社の施設で2,500時間に及ぶ作業が行われるのだ。





カーボンファイバー製のボディワークは、ジョルジェット・ジウジアーロがデザインしたオリジナルモデルに敬意を表しつつも、驚くほど現代的なデザインになっている。これにより軽量化が図られ、コルベットと共有するパネルや外装部品は一切ない。ガラス、ライト、ドアハンドル、ホイールなどはGTZ独自のもので、ザガートの仕様に合わせて自社で製作するか、サプライヤーに依頼している。イタリアのザガート社ならではの仕上げで、ラゲッジスペースはドナーモデルよりも広く、ヨーロッパの伝統的なグランドツアラーとして重要な役割を果たしている。





ザガート社はGTZの生産を19台に限定しているが、この車はそのうちの最初の1台で、2年の歳月をかけて製作された。ル・マン レッドのトライコートメタリックで仕上げられたこの車は、1964年と1965年にル・マンでクラス優勝を果たしたA3Cからインスピレーションを得ている。インテリアには赤のステッチを施したチャコールのイタリアンレザーのインテリアを採用している。

完成後、この車はイタリアから輸送され、2021年のモントレー・カー・ウィーク期間中に開催されたThe Quail Motorsports Gatheringに展示され、The Cars of Curiosityにおいてクラス優勝を果たした。走行距離は約100マイルで、見事なコンディションを保っている。この車は、米国に到着した最初のGTZでもある。この車のリードタイムとバックログから考えると、少なくとも1年間はアメリカ大陸で唯一のGTZとなりそうだ。伝統的なスーパーカーメーカーのエキゾチックな車でさえも、GTZと比べれば一般的な車に見えてしまうほど、唯一無二の存在だといえるだろう。

GTZの価格は129万9000ドル(New York Ex work)で、現在購入が可能だとのこと。購入を検討される方は、オクタン日本版編集部(info@ccccll.co.jp)までご一報を。

オクタン日本版編集部

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