ウィンドウの湾曲が個性的すぎる!見れば見るほど味が出てくる、ユニークなランチア フラヴィア

Bonhams

1962年のジュネーヴサロンで発表されたランチア フラヴィア スポルト ザガートは、エルコーレ・スパーダによる型破りで斬新なデザインで世間を驚かせた。斜めに裁ち落とされたフロントグリルや湾曲したウィンドウが強烈な個性を感じさせる。





軽量デザインを追求するザガートの伝統に則り、このフラヴィア スポルトはフルアロイボディをまとっている。1,800ccに拡張されたエンジンは最高速度187km/hを発揮するに足る100bhpを発生。1962年から1967年の間に生産されたランチア フラヴィア スポルト ザガートは670台のみで、1.3リッターモデルが101台、1.8リッター車が569台とされ、そのうち32台が燃料噴射モデルとなっている。



ここで紹介する1.8リッターのランチア フラヴィア スポルト ザガートは、1965年6月30日に新車でデリバリーされた。2000年代初頭にオランダで部分的にレストアが施されたのち、2006年にフランスへ渡った履歴をもつ。この車両は長年にわたってメンテナンスを受けており、2011年にはレトロモビルに展示された。

2014年にこの車は女性ドライバーの手元に渡った。モンテカルロ・ヒストリークやラリー・デ・プランセスにも参戦したことがあるこの女性オーナーとともに、フランスのランチア・クラブが主催するさまざまなツーリングラリーに参加し、母国イタリアを訪れたこともある。ちなみにこのフラヴィアはTour Autoを含む各種ヒストリックカー・ラリーへの参戦資格も備えている。



現在のコンディションはきわめて良好だという。フルレストアを受けたことはないが、何年にもわたって外観もメカニカル部分も適度なメンテナンスを受けているからだ。2020年後半にはバッテリーとブレーキマスターシリンダーを交換、、2021年にはホイールが再塗装されてクロームホイールキャップもレストアされた。



今回のオークションにはフランスの自動車登録証つきで出品されている。ジャッキやスペアタイヤ、2002年から現在までの請求書を含む書類フォルダ、さらにはさまざまなテクニカルドキュメントやパンフレットも付属する。



ザガートがデザインしたこのユニークなフラヴィアは、11月19日~29日におこなわれるボナムスのAutumn Motoring Onlineオークションに登場。予想落札価格は50,000~60,000ユーロ(約660万~800万円)となっている。

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オクタン日本版編集部

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