世界初!モーターサイクルによる南極走破プロジェクトが11月に始動|世界最古のモーターサイクルブランドの挑戦

Royal Enfield

創業120周年を迎えた、現存する世界最古のモーターサイクルブランドであるロイヤルエンフィールドが、モーターサイクルの新しい可能性を押し広げる新しい試みとして、世界初のモーターサイクルによる南極走破プロジェクト「90° SOUTH - Quest for the Pole」にチャレンジする。遠征隊は現地時間の11月26日に出発予定で、南極大陸のロス棚氷から南極点までおよそ770kmを、2名のロイヤルエンフィールドライダーが、アドベンチャーバイク「Himalayan」で走破する。



「90° SOUTH - Quest for the Pole」は、これまで120年にわたりモーターサイクルの歴史を作ってきたライダーや冒険家たちへの敬意を表すとともに、ロイヤルエンフィールドのビジョンである「Pure Motorcycling」をコンセプトに、これまでどのモーターサイクルも走ったことがない場所に行くという野心的な試みである。

ロイヤルエンフィールドのライド&コミュニティ部門リーダーであるSanthosh Vijay Kumarと、製品開発部門のシニア・エンジニアであるDean Coxsonの2名は、11月26日に南アフリカのケープタウンを出発し、南極大陸のロス棚氷からレベレーツ氷河を経て、南極点付近のアムンゼン・スコット基地を目指して走る。



「90° South」では、南極走破への深い専門知識を有するアークティックトラック社との緊密なパートナーシップのもと、ロイヤルエンフィールドのモーターサイクル「Himalayan」を2台使用。何十年にもわたるヒマラヤ山脈での走行や、何千キロもの困難な地形を通過してきた経験をもとに、舗装された道路だけでなく、人里離れた場所でも能力を発揮する多目的なモーターサイクルとしてHimalayanは2016年に発売され、世界中で冒険を求める多くの人々の信頼できる味方となった。

今回の遠征では、2台のHimalayanを雪や氷の上を走れるようにアップグレードし、南極の極限状態でも機能を発揮できるよう改造。過酷で危険な南極走破の遠征に向けて、アイスランドのラングヨークトル氷河で南極の状況を再現し、2020年9月に第1段階、2021年7月に第2段階のテストを完了済みだ。

南極点までの道のりでは、圧縮された雪の上の軌跡を走行することでモーターサイクルの抵抗を減らし、排出ガスを最小限に抑える。雪の流れですぐに消えるタイヤ痕を除き、遠征隊があらゆる痕跡を残さないように配慮しており、排泄物を含むすべての廃棄物を持ち帰り、適切に処理することを約束している。



アイシャー・モーターズ(Eicher Motors)マネージング・ディレクターのシッダールタ・ラルは、ロイヤルエンフィールドの節目の年と遠征の試みについて、次のようにコメントした。
「120年というのは、ブランドにとって長いレガシーです。今年、その節目の年を迎えることができたことをとても嬉しく思います。この120年間、私たちは世界中でライディングと探検の文化を創造し、それを盛り上げ、育んできました。このような探検の追求は私たちのDNAの真髄であり、『90° South』は私たちの並外れて壮大なモーターサイクル走行シリーズの新たな幕開けなのです。過去には、『Himalayan Odyssey』のようなライディングイベントが、ヒマラヤでのモーターサイクル・アドベンチャーへの道を切り開いてきました。今回のような南極への壮大な探検は、人々に再び冒険家になることをインスパイアするでしょう。人と機械の耐久力、そして忍耐力を試すこの遠征は、モーターサイクルで南極点までの770kmを踏破する初めての試みとなります

ロイヤルエンフィールド、アジア太平洋地域責任者のビマル・サムブリーは、このような探検を奨励するブランドの姿勢について、下記のとおり述べている。
「120年もの間、ロイヤルエンフィールドは人類の探検を支え、その限界を押し広げ、多くの探検家たちの味方であり続けてきました。彼らの旅と冒険が、この世界初となる南極へのモーターサイクル遠征へのインスピレーションを私たちに与えてくれたのです。地球の果てまで走るという大胆で野心的な試みは、人間の精神のレジリエンスを表しています。全てのロイヤルエンフィールドライダーと、彼ら自身の感動的な探検への頌歌として、この遠征を必ず成功させたいと思っています」

オクタン日本版編集部

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