こんなに変えてしまって大丈夫!?「4つ目」になったジャガーEタイプ

Silverstone Auctions

これは “冒涜” だろうか。史上最も美しいと考える人もいる車のフロントエンドをこれほど変えるとは、大胆ではある。この黒のEタイプ・シリーズ Iは、1965年11月に完成すると、ただちにアビーパネルズに送られ、そこでヘッドライトがモディファイされたほか、“グリル”も追加された。



依頼主は、第6代コードー伯爵ヒュー・ジョン・ヴォーン・キャンベルだった。同様の整形手術を受けたのは3台のみと考えられている。ほかに、エンジンのバランス取りをおこない、コニ製ダンパーと競技用ワイヤーホイール、折り畳み式サンルーフが装着された。





伯爵はしばらく問題なく使用していたが、1年半後にクラッシュし、サンルーフから放り出されたおかげで、ごく軽いケガで済んだといわれている。Eタイプは破損し、そのまま仕舞い込まれた。

このマッチングナンバーの1台は、それから40年後に発見されると、フルレストアを受けて現在の状態になった。 前回出品されたのは2018年10月のH&Hのオークションで、6万ポンド弱で落札され、以来デヴォン・コレクションに加わって、頻繁に使われていた。その後、この興味深いヒストリーを持つユニークな1台は2021年11月のシルバーストン・オークションに出品され、6万750ポンドで落札された。


原文翻訳:木下 恵 編集翻訳:伊東和彦(Mobi-curators Labo.)

原文翻訳:木下 恵 編集翻訳:伊東和彦(Mobi-curators Labo.)

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