新型コンチネンタルGTが、フランクフルトでデビュー

英国の高級車ブランド「ベントレー」は、9月12日、フランクフルトで開催されたIAA2017(第67回フランクフルトモーターショー)において、第3世代目となる新型コンチネンタルGTを世界初公開した。

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2003年に登場したコンチネンタルGTは、究極のブリティッシュ・ラグジュアリー・グランドツアラーとも呼ばれる存在。その名とデザインは、1952年に発表され、王侯貴族や時代を彩る多くの人物に愛された世界最速のGT「Rタイプ・コンチネンタル」に由来する。初代コンチネンタルGTは2003年から2010年まで生産され、2代目は2010年11月に登場した。

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それから7年。より洗練を極め、ダイナミックで彫刻的なグランドツアラーへと生まれ変わった、第3世代のコンチネンタルGTが発表された。

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ベントレーのデザインDNAは踏襲されたものの、そのデザインは2代目とは大きく異なる。流線型を基調としたスタイルはクーペらしく、水平方向の広がりがより一層強調された。

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前輪が135 mm前方に配置され、エンジンはよりドライバーに近い位置に搭載。ボンネットは先代よりも長くなった。

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グリルはより大きく、ワイドなデザインに。ヘッドライトも低い位置に設定された。

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ディテールまでこだわり抜かれたヘッドライトは、きわめて美しい。クリスタルガラスをイメージしたという透明な内側面にはシャープなエッジが設けられ、宝石のように複雑に絡み合う光を放つ。

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テールライトも同様にクリスタルをイメージしたデザインで、立体感あふれる光を演出する。

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ボディに使われる素材も先代とは異なる。アルミニウムを500℃に加熱して正確に成形する「スーパーフォーミング」という新技術が使われ、シャープさが際立つ複雑なボディラインを実現しつつ、先代と比較して80 kg以上の軽量化にも成功している。ボディサイド全体をスーパーフォーミングで加工したプロダクションカーは、これまでに前例がないという。

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インテリアも刷新され、より水平方向の広がりが強調された。ハンドクラフトで仕上げられた最高級の天然素材と、最先端の車載テクノロジーが、シームレスに調和した空間となっている。

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ドライバー重視のインストルメントパネルは、完全デジタル化。

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ダッシュボード中央には、ユニークなローティングディスプレイが備わる。3面ユニットには12.3インチの高性能タッチスクリーンを収納。ウッドパネルが回転するとタッチスクリーンや優美な3個のアナログダイヤルが現れる仕組みだ。

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レザーのキルティングには「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」と呼ばれる新デザインを採用。レザーとカーペットのポートフォリオはさらに充実し、調和のとれた15色から選択が可能だ。

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エアコンの吹き出し口などのディテールにはダイヤモンドローレット加工が施される。

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パワートレインは、6.0リッター・ツインターボチャージドW12 TSI。最高出力635 PS、最大トルク900 Nmを発揮する。組み合わされるトランスミッションは初採用となる8速DCT。0-100 km/h加速3.7秒、最高速度333 km/hというパフォーマンスを実現した。

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新型コンチネンタルGTの日本におけるメーカー希望小売価格は、税込み2530万円からとなる予定で、デリバリーは2018年第2四半期を予定しているという。詳細はベントレー公式ページをご覧いただきたい。

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