マセラティがEVでモータースポーツシーンに帰ってくる!

Maserati

マセラティがあたらしい形でのモータースポーツ計画を発表した。イタリアのブランドでは初となる、フォーミュラE世界選手権への参戦を発表したのだ。



モータースポーツをそのDNAに持つマセラティが、現在推進している電動化への取り組みとモータースポーツを組み合わせるのは当然の成り行きともいえるだろう。「稲妻」を意味する「Folgore」の名でマセラティが推し進めるEVへの取り組みにより、マセラティグレカーレ、グランツーリズモ、グランカブリオ、スーパースポーツカーのMC20など、すべてのマセラティの新モデルは100%エレクトリックでも手に入れることができるようになる。

マセラティのレースデビューは96年前までさかのぼる。トライデントのロゴをまとった最初のレーシングカーは、1926年にタルガフローリオでデビューしたTipo 26で、アルフィエーリ・マセラティがハンドルを握り、1.5リッタークラスで勝利を挙げている。



その31年後の1957年には、ファン・マヌエル・ファンジオが1957年にマセラティでF1世界選手権を制した。



レーシングシーンにマセラティが最後に登場したのは、2004年から2010年まで、スパ24時間での3勝を含む22勝を挙げ、FIA GTのコンストラクターズチャンピオンシップ、ドライバーズチャンピオンシップ、チームズチャンピオンシップで14の選手権タイトルを獲得したMC12であった。



マセラティはフォーミュラEのシーズン9(2022-23年シーズン)から参戦する。シングルシーターでのマセラティのレース参戦は、250Fを駆りF1グランプリに出場した最初の女性であるマリア・テレーザ・デフィリピス以来のこととなる。かつてないほど最速、最軽量、最強のフォーミュラE新型マシン「Gen3」が導入される非常にエキサイティングなシーズンになると予想されるシーズン9で、マセラティがどんな活躍を見せてくれるのか、今から楽しみである。

オクタン日本版編集部

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