ポルシェタイカンターボSがフォーミュラEのセーフティカーに!|カラフルなマルチカラーに込められた意味とは

Porsche

ポルシェタイカンのABB FIAフォーミュラE世界選手権のセーフティカーが発表された。その外観を彩る特徴的なマルチカラーは、フォーミュラEに参戦する11チームすべての色と、FIA、フォーミュラEのカラー。これは、フォーミュラEにかかわるすべての人たちが、エレクトリック・モーターレースの将来に向けて共に歩む姿勢を象徴すると同時に、多様性やコミュニティといった社会的な価値観を視覚的に表現したものだという。



「フォーミュラEが、ドライバーの安全にとって非常に大切なこの任務をポルシェに任せてくださったことを誇りに思います」とポルシェ・モータースポーツ担当副社長のトーマス・ローデンバッハは述べている。「タイカンターボSをオフィシャル・セーフティカーとして使用することで、サーキットでの安全性への大きな貢献をし、同時にポルシェのモータースポーツにとってフォーミュラEがいかに重要であるかを示すことになります。独特のデザインは、この革新的なレーシングシリーズの輝かしい未来への私たちのコミットメントを示しています。私たちはサーキットのコース上ではライバルですが、このメッセージを一緒に世界に広めてきたいと考えています。さらに、まだモータースポーツのファンではない若い世代のオーディエンスにも訴求できるようになることを願っています」

「フォーミュラEは、ポルシェタイカンターボSをシーズン8からセーフティカーとして迎え入れることを嬉しく思います」と、フォーミュラEのCEOであるジェイミー・リーグルは述べている。「ハイパフォーマンスEVの頂点であるポルシェタイカンターボSが、世界中のフォーミュラEの市街地サーキットを活気づけてくれるでしょう。フォーミュラEのセーフティカーを設計するにあたり、電動化の未来に向けた選手権のコミットメントと、選手権に参戦するライバル同士の固い結束の象徴として、ポルシェは重要なオントラック・セーフティ機能を厳しい目で再考してくれました」



運転性能と安全性、および最大560 kW(761 PS)の出力を誇るタイカンターボSは、フォーミュラEのセーフティカーとして理想的な選択といえるだろう。タイカンターボSをセーフティカーに改造するあたって、ロールケージ、6点式シートベルトを備えたバケットシート、ワイヤーハーネス、セーフティカー用のライトなどを追加装備している。消火器とハイテク通信システムも備えたことにより、すべての要件を満たしている。







このセーフティカーは、1月28~29日にサウジアラビアのディルイーヤでおこなわれるフォーミュラEシリーズ8の開幕戦でそのデビューを飾る予定だ。

オクタン日本版編集部

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