エアレース・ワールドチャンピオンシップ、記念すべき開幕戦の地はイギリス・グッドウッドに決定!

(C)Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

2003年にレッドブルによって初開催されたレッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップは、世界中で94のレースを開催し、ワールドワイドなスポーツイベントとして非常に高い人気を誇っていた。日本でも5度開催され、毎回多くの観客を魅了していたが、2019年以降は開催を見送ることが発表されていた。

レッドブル・エアレースが残したレガシーを引き継ぎつつ、新たな運営体制で再構築されたエアレース・ワールドチャンピオンシップは、未来創造の技術、イノベーション、クリーンエネルギー、ユーザーエクスペリエンスなどに焦点を当てた、世界で最もスリリングで先駆的なグローバルスポーツイベントのひとつとして、本年からスタートする。

その2022年エアレース・ワールドチャンピオンシップの開幕戦の開催地と日程が正式に発表された。初戦は2022年7月8日(金)から10日(日)にかけて、イギリスのグッドウッドにて開催される。広大な敷地にサーキットや飛行場を擁するグッドウッドは、モーターレースのアイコンともいえる歴史的な場所でもあり、ワールドチャンピオンシップシリーズのオープニングにふさわしい場所といえるだろう。



12のEliteレースチームが2022、2023、2024年のレースシーズンに参戦予定で、レッドブルは元世界チャンピオンのマルティン・ソンカ(チェコ)への継続的なスポンサーとしてエアレースへの関与を維持していくこととなる。

究極の三次元モータースポーツであるだけでなく、未来のための都市型エアモビリティ、航空産業、クリーンテクノロジーなどの研究にも貢献する予定のエアレースは、幅広くサステイナブルなエネルギーおよび推進ソリューションを開拓し、今後も成長を続けインスピレーションを与えるテクノロジーパートナーと協力を続けていく。たとえばPrometheus Fuelsとのパートナーシップを通じ、Titan FuelForgeTMテクノロジーを使用してエアレースは2023年までにネットゼロ・カーボン航空燃料を導入。高性能のレース機の運用を開始することを計画しているという。

エアレース・ワールドチャンピオンシップの競技統括であるウィリー・クルークシャンクは、次のようにコメントした。「コロナ禍の影響などもありたくさんの難関がありましたが、レースを通じてさらに多くのファンを魅了し、モータースポーツの新時代を迎える魅惑的なユーザーエクスペリエンスを提供したいと考えています」

エアレースのCEOであるナリン・ジェイは、「イギリスのモータースポーツの歴史的な場所であるグッドウッドは、新生エアレースシリーズの最初のレース開催に素晴らしい会場であり、エアレースのファンがまた観戦しに戻ってきてくださるのが待ちきれません」と述べている。

グッドウッドのCEOであるクリス・ウッドゲートは、「今年の7月9日(土・予選)から10日(日・決勝)にエアレース・ワールドチャンピオンシップがグッドウッドで開催されることを皆さまにお知らせできることを大変嬉しく思います。グッドウッドは、卓越した体験と一流のモータースポーツイベントの象徴的な場所であり、今回その中にエアレースを追加することで、グッドウッドのステータスを世界的により強く確固たるものにすることができるでしょう」とコメントしている。

2022年シーズンの開催地として、すでにインドネシアとオーストラリアもアナウンスされている。3年の時を経て、日本が誇る室屋義秀選手をはじめとした精鋭パイロットたちの熱い戦いが再び始まる。7月の開幕戦が今から待ち遠しい。

オクタン日本版編集部

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