快挙! ル・マン24hでアストンマーティン レーシングが19位からの優勝

Osato Research Institute

快挙という言葉以外にどのような表現があてはまるのだろう。2022年、伝統のル・マン24時間レースにおいて、#33は、なんと予選19位から数多の強豪を追い上げて、1位優勝を獲得した!この偉業はアストンマーティンレーシングのダブル表彰台と共にWEC史上初の快挙として歴史に刻まれることとなる。



岐阜県にある大里研究所は、予防医学による医療費削減を目指す“Healthy Aging”をテーマに、欧米の様々な大学や研究機関とFPP(パパイヤ発酵食品:ブランド名Immun' Âge®)の研究を行ってきた。その効果実証のひとつが、脳機能含め身体を酷使する過酷な耐久レースへの参戦である。最高時速300kmを超えるマシンを操るレーシングドライバーには、コーナリング時などで大きなG(重力加速度)が掛かる。このGによって起こる体内の血液の偏りに対抗するため、レーシングドライバーは血液が全身に行き渡るよう、無意識に筋肉を収縮させているのだ。それゆえ心拍数も上がるのだが、こういった状況が続く耐久レースはマシンだけではなく人間にとっても真に過酷なスポーツなのである。

レース中は筋肉の酷使に加えて、“脳”の使い方が重要となってくる。脳がエネルギーとして利用できる主な物質は糖である。一瞬のミスも許されない高速スピード競技において常に判断し走り続けるドライバーは、脳内のエネルギーを消耗し"ガス欠のような状態"に陥る。そのため、いかに効率よく脳にエネルギーを供給するかがレースをコントロールするカギとなってくる。そして、連続したGによる瞬間的な脳虚血状態と脳のエネルギー不足の蓄積は認知機能に影響を与えるため、レーシングドライバーは一時的に認知症のような状態になると考えられる。FPPは、脳機能や脳血流に関する臨床研究において、改善効果が証明されているため、過酷な状況で脳を酷使するレーシングドライバーにも活用されている。またスピードは大きく異なるものの、時間制限のある中、コマ地図を読み解きながら脳を使い続けるクラシックカーラリーにおいても、FPPはドライバーとコ・ドライバーをサポートすることができる。ラリーでは数日間を共に走り続けるため、ドライバーとコドラの健康とコンビネーションが重要となるからだ。脳のエネルギー不足に陥ると言葉のチョイスなどにより思わぬアクシデントが起きるため、脳内にエネルギーを適切に供給し、いかに円滑にコミュニケーションを行うかがラリーのクオリティ維持にも大切なのである。これはFPPユーザーによる経験談でもあるのだ。



さて、FIA世界耐久選手権(WEC)2022年シーズンが3月16〜18日アメリカ、フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイにて開幕を迎えた。今シーズンもWECは全6戦が開催され、Immun' Âge®と約20年にわたるパートナーシップを築くAston Martin Racing(AMR)は、LMGTE-Amクラスから2台のマシンがエントリーし、第1戦となるセブリング1000マイル(約1600km)では、約8時間の耐久レースに挑んだ。セブリング・インターナショナル・レースウェイは、軍施設の飛行場滑走路に造られたコースのため、コース幅が狭く、長年の部分的な改修工事によるコンクリートやアスファルトの継ぎ接ぎから路面状況がボコボコ。そのため、脳を常にフル回転させ、正確に状況を判断し続けるドライバーへの負担は大きい。そんな中、17日に行われた予選では、AMRファクトリードライバーのMarco Sorensenが率いる33号車のポールポジションに続き、AMR最強ファクトリードライバーNicki Thiimが率いる98号車が2位を獲得した。翌日の決勝では、落雷により赤旗が出るなどイレギュラーが起きる中、Nickiらは8時間のほとんどで首位を守り、見事2022年WEC初優勝を果たした。またMarcoらも安定したレース運びをし2位表彰台と、AMRが1-2フィニッシュを飾ったのだ。

5月最初の週末、AMRはレースに大忙しとなった。現地時間5月6〜8日にかけて、WEC第2戦スパ・フランコルシャン6時間決勝(ベルギー)と同時に、世界一過酷なコースで知られる耐久レース、ニュルブルクリンク24時間予選(ドイツ)に挑んだのだ。

ベルギー・スパでのWEC第2戦決勝では、このサーキットの名物である“スパ・ウェザー”に各車が翻弄され、大荒れのレースに。6時間にわたるレースでは3回の赤旗中断に加え、セーフティーカー、フルコースイエローが度々導入されるほど悪天候による難しいコンディションの中、AMRは始終安定した走りを見せ、Marco(#33)が2位、Nicki(#98)が3位表彰台を獲得した。

また5月6〜8日に行われた第50回目の節目となるADACトタルエナジーズニュルブルクリンク24時間耐久レースの予選では、Proクラスとして参戦するAMRのTF Sportチーム(#90)は、先輩AMRドライバーがWECで不在のため、若手AMRファクトリードライバー2人に託され、彼らのニュル24時間“初”予選が始まった。総勢91台が参加し強豪チームがひしめく中、AMR“ルーキー”コンビは5月末の決勝に向けてトップ10入りの8位で予選を終えた。晴天に恵まれた決勝では、COVID-19以前のように多くのファンが見守る中、レース序盤から総合1位に躍り出たのだ。レース開始から6時間が経過。陽が落ちたコースでは多数のクラッシュが起き、リードを守り続けたNickiは、不運にも他車のオイル漏れに足を奪われ、リタイアとなってしまった。何が起こるかまったく予測のつかない24時間耐久の過酷さと難しさを今一度教えられたものの、幸いにもドライバーは怪我もなくピットに戻ることができ、AMRは6月11〜12日に開催される第90回目となる記念すべきWEC第3戦ル・マン24時間レースにて120%の力を出し切る決意と共にル・マンへ向かったのだ。

伝統のル・マン24時間レース決勝は、天候も穏やかな中、現地時間午後4時にスタートが切られた。LMGTE-Amクラスには、全23台がエントリーし、Immun' Âge®と共にTF Sportチームが率いる33号車は19位、NorthWestチームの98号車は4位からル・マンの完走、そしてその先にある頂を目指すことになった。レース序盤から果敢にアタックしポジションを上げる両チーム。レース開始12時間後には、Marco(#33)がクラス1位にジャンプアップ!ミスやトラブルのない走りで首位を守り切り、見事優勝の栄冠を手にしたのだ。

AMR TF Sport #33を勝利に導いた完璧なピットタイミング。24時間ブレーキ無交換だったマシンの高い性能とミス無く挑み続けたドライバー、メカニックのチーム力により23台中19位スタートからの劇的な逆転勝利となった。

WEC第3戦決勝にて後続マシンと1周近い差をつけ伝統のル・マン24時間耐久レースLMGTE Amクラスを制したAston Martin Racing TF Sport #33。

Congratulations!! チェッカーを受ける#33をドライブするAMRファクトリードライバーのMarco は自身初となる念願のル・マン優勝に輝いた。

Nicki(#98)もレース残り1時間を迎えた頃、接戦を勝ち抜き3位にポジションアップし表彰台を獲得。AMRダブル表彰台の輝かしい成績と、AMRが成し遂げた19位スタートからの優勝は、WEC史上初の快挙として記録されることになった。

ポジション争いを制しレース残り1時間に順位を上げたAMR NorthWest #98は見事3位を獲得した。

ル・マンでの見事な勝利を飾ったTF Sport #33と3位を獲得したNorthWest #98によるAston Martin Racingダブル表彰台。

決して諦めないメカニック、エンジニア、そしてドライバーの総合力により最高な状態のマシンと共に走り続ける力強さで人々を魅了したAMR。WEC第3戦終了時点でのドライバーランキングとチームランキングは、AMRが1-2位をキープしており、今シーズンの活躍から目が離せない。

TF Sport & NorthWestおめでとう!Keep Pushing, Never Give Up!!



News from ORI
大里研究所(略称ORI )が開発したFPP(パパイヤ発酵食品, Immun'Âge®)は、長年の研究から、抗酸化機能の向上・免疫機能の調整・抗炎症作用等の効果が国内外の学術誌に報告されている。臨床研究に基づく実績からFPP は、細胞のエネルギー源産生と免疫機能向上に関する特許「ATP 産生促進剤 及び ミトコンドリア活性促進剤 並びに 免疫賦活剤」として、日本国特許庁に登録されている。また、昨今のライフスタイルの変化から、電磁波の影響など環境因子に起因する環境病である、電磁波過敏症の増加が懸念されている。FPPは、治療法が現時点では確立されていない電磁波過敏症に対し、「電磁波過敏症を治療するための医薬組成物」として日本国特許庁に、「電磁波過敏症の治療法」として米国特許商標庁に特許登録されており、治療の一助となる可能性が期待される。



大里研究所
www.ori-japan.com
Tel:0585-34-3830


文:オクタン日本版編集部 Words:Octane Japan

オクタン日本版編集部

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