アストンマーティンのロゴが19年ぶりに変更|新時代の象徴となるジュエリー・ウィング

Aston Martin

アストンマーティンを象徴するウィング・エンブレムが新しくなった。ウィングの変更は、2003年以来となり、ロゴの変更が行われたのは、アストンマーティンの109年の歴史の中で11回目となる。



新しいデザインは、アストンマーティンのデザイン部門が、高い評価を得ている英国のアートディレクター兼グラフィック・デザイナーのピーター・サヴィルと協力して誕生した。バーミンガムの有名なジュエリー地区の職人によって手作りされ、アストンマーティンのウルトラ・ラグジュアリー、ハイパフォーマンス、鮮烈な走りに対する焦点を象徴するシンボルとして、アストンマーティンの次世代スポーツカーに装着されることとなる。



アストンマーティンは、この新しいウィングの発表を記念して、203年の歴史を持つバーミンガムの銀細工会社、Vaughtonsのスタジオで、このジュエリー・ウィングが製造されるプロセスの舞台裏の写真を公開。このスタジオでは、英国フットボール・アソシエーションの優勝トロフィーや、1908年のロンドン・オリンピックで授与されたメダルが製作されている。



アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1™チームは、週末に開催されるフランスGPで、新しいウィングを纏ったマシンを公開する。グランプリ参戦100周年を記念して、アストンマーティンは、1922年の最初のグランプリ参戦時に使用していたオリジナルのボタン・ロゴを、F1マシンのノーズに装着する予定だ。

ウィング・エンブレムの見直しは、ブランドの成長を加速し、新しいオーディエンスにアピールするための戦略的ポジショニング再構築の一環である。

今回の戦略は「Intensity. Driven.」と題されたブランド・アイデンティティの強化を中心に据えながら、人々を魅了してやまないパフォーマンスカー・メーカーとしてのポジショニングに焦点を当てるものだ。ラグジュアリーなクラフツマンシップ、洗練されたデザイン、感性を刺激する走り、そして鮮烈なドライビング・プレジャーを組み合わせるという、アストンマーティンならではのアイデンティティは、DBX707、V12 ヴァンテージ、一切の妥協を排したヴァルキリーといったニューモデルを通じて明確に表現されている。

過去10年で最大規模の投資を行うことによって、戦略的なポジショニングの再構築が行われ、パフォーマンス・ラグジュアリー・セグメントの頂点に君臨するアストンマーティンの地位を強化。それにより、アストンマーティンのコアバリューを維持しながら、戦略的にターゲットとする世界中のより幅広い富裕層を魅了することによって、さらなる成長を成し遂げることを目指している。

また、「Intensity. Driven.」に関連して、アストンマーティンのハイパフォーマンス・プロダクションモデル5台がすべて登場する短編映画が制作された。この映像を見ると、ドライビング・フィールとドライバーの感情がどのようにリンクしているのかを感じ取ることができる。



アストンマーティンをドライブすることによる刺激的な生理学的効果を紹介し、究極のハイパーカーであるアストンマーティンヴァルキリーでスリル満点の高速ラップを実施した際の生体テストを通じて得られた瞳孔拡張と心拍数センサーのデータが視覚化されている。



アストンマーティン・グローバル・マーケティングおよびコミュニケーション責任者のレナート・ビシニャーニは、次のように述べている。

「モータースポーツの頂点に君臨するフォーミュラ1に復帰したことを記念して、“Intensity. Driven.”キャンペーンを立ち上げました。これは、アストンマーティンの変革の次の段階を示すもので、そのグローバルな可能性を解き放ち、世界をリードするウルトラ・ラグジュアリー&ハイパフォーマンスという独自のポジショニングを最大化するものです。

私たちは、既存のお客様を重視する一方で、この新しいキャンペーンにより、新世代のお客様にも訴求したいと考えています。現在、アストンマーティンの販売台数の60%は、新規のお客様です」

アストンマーティン・エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマンは、次のようにコメントした。

「私たちは、人々を魅了し、お客様の魂を揺さぶる車を設計しています。そのため、アストンマーティンのあらゆるデザイン・エレメントには深い意味と意図が込められ、誠実さと情熱を持って製作されています。

製品のエキサイティングな進化に合わせて、新しいウィングのデザインが考案されました。新しいウィングのすべてのラインと形状は、109年に及ぶアストンマーティンの豊かな歴史を反映しています」

英国グラフィック・デザインの第一人者であり、才能溢れるピーター・サヴィルに協力してもらうことで、新しいウィング形状の探究と進化をさらなるレベルに引き上げることに成功しました。そして今回、バーミンガムのジュエリー地区において、手作業で製作されたこの新しいアイデンティティを見て、関係するすべての人々を誇りに感じました。この新しいウィングは、次世代のウルトラ・ラグジュアリー・パフォーマンス・スポーツカーへ移行するための重要な第一歩となるでしょう」

また、アートディレクター兼グラフィック・デザイナーのピーター・サヴィルは、次のようにコメントしている。

「アストンマーティン・ウィングのアップデートは、伝統を受け継いできたこのロゴマークの正統な進化形です。繊細でありながらも、必要な形態を強化することにより、最新の形状が生み出されただけでなく、将来の新しいテクノロジー、状況、用途にも対応できるようにしています。このプロセスは、アストンマーティン・ブランドの特徴を明確化して、強調する作業となりました」

「Intensity. Driven.」キャンペーン
www.astonmartin.com

オクタン日本版編集部

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