相棒のインテグラでタイプRの試乗会へ!|『Octane』UKスタッフの愛車日記

Octane UK

好評連載、『Octane』UKスタッフによる愛車レポート。今回は、2000年ホンダ インテグラ タイプRに乗るマシューが、インテグラを駆ってスラクストン・サーキットへ向かった。その目的は「最新のタイプRを試すため」という、この上ない理由だ。



朝、目を覚ますと太陽が燦々と降り注いでいた。サーキットまでの往復250マイル走るのは車のためにも良いだろうと思った。ところが昨年末に車をしまった時に、バッテリーコンディショナーを接続するのを忘れてしまっていたのだ。幸いにもジャンプスターターの助けを借りて、エンジンは問題なく始動した。

このエンジンはオイルを大量に消費することで有名だが、今回は思いのほか少なく、消費したのは0.5リットルほどだった。

この車が納車されて3年目を迎えようとしているが、まだこの車への愛は止まない。ドライブフィーリングも素晴らしいのだが、それ以上に魅力的なことがある。何かが壊れたり、立ち往生したりする心配がほとんどなく、すぐに飛び乗ってドライブに出かけられる!ボディワークが整ったことで、この車で冒険に出かけることがより楽しくなった。



スラクストンまでの道のりを時速70マイルで走り続けたが、何の問題もなかった。会場には、私が乗る予定の新型車だけでなく、英国で販売された歴代のシビック・タイプRが揃っていた。しかし、空模様はどんより、路面も濡れていた。ウェットな路面を試した後は、いよいよサーキット走行だ。先代のFK8 Type Rで周回を重ねる。このようなコンディションの中で、最新の車がいかに速く、有能であるかを思い知らされたし、もちろんスラクストン・サーキットがいかに刺激的かも思い知らされた。

このあたりの地理にはあまり詳しくないのだが、帰りは少し面白そうなルートを選んだ。雨の中のドライブは決して楽しいとは言えないものだったが、どうにかして空いていて流れの良い、人通りの少ない道路に出ることができた。

ほっとしたのも束の間、再びラッシュアワーの幹線道路に戻る。雨は降りしきるし、SUVのヘッドライトは頭の高さまで届くしで、まさに地獄。それでも私は、ドライブを楽しむことができた。ホンダのクラッチは渋滞の中でも軽快で、ベンチレーションとワイパーは視界を完璧に保ってくれるし、低速ではステレオの音もなかなかいい。

帰宅時には頭がかなり痛くなったが(高回転型エンジンのせいというより、過剰なロードノイズのせい)、車の性能は本当に素晴らしいものだった。これ以上、虜になるとまでは思わないが、車の良さを実感するためには、時には過酷なドライブが必要だ。この旅でインテグラの走行距離は12万キロを超えたが、正直なところ、今回のドライブだけでその半分くらいを走ったように感じるのは気のせいだろうか…



文:Matthew Hayward

オクタン日本版編集部

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