車の魅力はパワーとスピード、そしてオリジン
エリザベス二世女王陛下の即位60周年(ダイヤモンド・ジュビリー)を祝して、ウィンザー城で初めて開催されたクラシックカー・コンクール。我々オクタンはそれに大きく関わっていた。
GTレーシングカーか、あるいはスーパーカーの先駆者か? フェラーリは250LMがロードゴーイングカーであると世間に信じさせたかった。だが疑い深い人たちを納得させることはできなかった…。
2013年にプロジェクトの開始50周年を迎えた"フォードGT40"。1966年に宿願のル・マン初優勝を果たしてからも、少数ながらシリーズ生産され、プライベートチームによってレースで活躍したことはよく知られている。だが、ここに紹介する2台のGT40はそれらとは違っていたヒストリーを持っていた。
ポルシェミュージアムは同社の歴史であるコレクション505台強のうちほんの一部しか展示していない。残りのコレクションはいったいどうなっているのだろうか?新しい倉庫でやっと一つ屋根の下に集うコレクションを「Octane」は覗いた。
ベントレーボーイズの一員であったティム・バーキンは、レースに勝つためにはスーパーチャージャーの力が必要であると確信し、このプロジェクトを推進した。ブロワー・ベントレーは、ルマンでの優勝こそ逃したものの、シングルシーターに改装された"ブロワー"は、ブルックランズで圧倒的な速さを見せた。
MGBがデビューしてから50年以上の歳月が流れた。高い走行性能を誇っていながらなかなか陽の目を見なかった名車。Octane編集部がMGレース部門全盛期における最高の老兵4台を紹介する。
モナコ以上に鮮烈に記憶に残るレーシング・サーキットはほかにあるだろうか? 世界で最も偉大な自動車画家数人に、1929年の最初のレース以降のすべての時代の中から、最高のモナコグランプリ作品を披露してもらう。
2012年にペブルビーチで開催されたグディング社のオークションに、1台のメルセデス540Kスペシャルロードスターが掛けられ、注目を浴びるなか、1177万ドルの高額で落札された。その540Kには激動のストーリーが秘められていた。
ここに掲載したような"残骸"が自動車専門誌の誌面に登場することは希だ。だからといって、あまりに醜いからと目を背けないでいただきたい。"残骸"どころか、今や世界一の自動車製造会社となったトヨタ自動車の人々にとっては、自社のルーツを明らかにする重要な"生き証人"なのだ。
水面を疾走するパワーボート。速く走るために一切の無駄なものを削ぎ落としたその姿は実に美しい。そして、エンジン・コンパートメントには船体に負けるとも劣らぬ、美しい6気筒ユニットが搭載されている。