自動車の歴史は、競争によって作られた!!
ジェームズ・ボンドの映画ではクルマが重要な役割を担っている。007のオールドファンにとっては、"ボンドカー"として活躍したアストンマーティンDB5は忘れ得ぬ存在だろう。シリーズ50周年の節目となる最新作『スカイフォール』では、ボンドのプライベートカーとしてDB5が登場するという心憎い演出が成されている。本誌は"出演車"をロケ地に運んだ。
フェラーリ・デイトナ以上にグランツーリスモという呼び名が似合う車はない。素晴らしいコンディションのデイトナを駆ってフランスの『ランス‐ギュー』サーキットまで走り、40年前のプレイボーイのライフスタイルを再現してみたい。
贅肉を極限まで削ぎ落とし、筋肉を鍛え上げたアスリート。アルファロメオ・ジュリアGTAをあえて人にたとえれば、そう表現できるだろう。Octaneは"GTA"というストイックなアスリートと向き合った。
レースで育ったA6G54の到来は、マセラティ製ロードカーの新しい幕開けとなった。なかでもこのザガートボディを持つモデルは、現時でもマセラティの究極のグラントゥリスモである。
怪物のようにパワフルなタイプDアウトウニオンは伝説的なレーシングカーである。だが、この二台のグランプリカーの再生の物語は、車そのものよりもはるかに驚くべきものだった。
1939年の第16回ルマンでは、2台出場したラゴンダは総合3位と4位に入り、クラス優勝と2位入賞を果たした。トニー・ドロンがこの歴史的なルマン出場車に試乗した。
些細なきっかけが、よもやこれほどの大事になるなんて…。ブルース・ワイナーは世界一のコレクションを作り上げた。そしていま、惜しげもなくそれを手放そうとしている。
ロジャー・ムーアは‘60年代、このボルボ 1800をテレビシリーズの「セイント」で走らせた。新しいストーリーが撮影されているカリフォルニアの撮影現場にて。
このBMW507はある特別な男にとって特別な意味を持つ。これは1957年にジョン・サーティースに贈られたもので、それ以来ずっと彼が大切にしてきた車なのである。
1971年、マーチ711はロニー・ピーターソンとともに光り輝いていた。マーク・ヘイルズは今改めてそのマシーンに乗り、かつてその車を設計したデザイナーと、その能力を引き出したF1ドライバーにも話を聞いた。