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2015年09月号 vol.11

特集 【ATTRACTIVE CARS】

2015.09.26
本体価格:¥1,300(税込)

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目次

気になる車。

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一度見ただけで強烈なインパクトを受けた車。ずっと昔の記憶にあって、それがずっと脳裏に焼き付いている車。今まで知らなかったにもかかわらず、急に知識欲をかき立てられる車。

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車はすべての智の集大成。それぞれの時代のテクノロジーやデザインを映す鏡であり、時間を越えて畏敬の念を抱かざるを得ない、そんな秀作が生まれることがある。

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今号はオクタン編集部が、いま気になって仕方がない車ばかりを特集した。

ラリーのために造られた車
LANCIA STRATOS

おそらく世界で最もオリジナルのままといえるランチア・ストラトスを紹介しよう。使い込まれた雰囲気がなにより心地さを感じさせた。

唯一無二の貫禄
LANCIA STRATOS

運動性能を最優先にしたシャシーレイアウトに、コンセプトカーのようなスタイル、それにフェラーリ・エンジンを載せてラリーウィナーに仕立てる…。ランチア・ストラトスはそんな突飛な発想から生まれた。

パイオニアの復活
LANCIA AURELIA RACER

ミッレミリア、ル・マン、そしてカレラ・パナメリカーナに出場したという輝かしいヒストリーを刻んだランチア・アウレリアB20GT。長く行方不明だった幻の1台が甦った。

もう一度、恋に落ちて
FERRARI 250GT COUPÉ

フェラーリ250ピニンファリーナ・クーペは長いこと軽視されてきた。もっと貴重で有名なモデルのレプリカを作るための素材として多数が切り刻まれた。もちろん、今はそんな時代ではない。

蘇ったビースト
FIAT S76 RECORD-BREAKER

世間から忘れ去られ、一世紀以上という長い年月を経て、フィアットのモンスター「S76」がひとりのエンスージアストの手によって蘇った。

もしかしたら250GTOより珍しい?
Ferrari Daytona Competizione

365GTB/4のサブネーム"デイトナ"は、デイトナ24時間レースでフェラーリのレーシングスポーツカーが大活躍したことに由来しているが、果たして実力はそれに値するものなのだろうか。

どのモデルも素晴らしい
LAND ROVER 1948-2015

今年は、約70年におよんだランドローバー生産の終焉の年となるだろう。この真の英国文化のアイコンを讃えたい。

ハコを楽しむ
Racing Ford Anglias

あれほど人気があったフォード・アングリアが、近年はヒストリックカーレースにあまり姿を見せない。なぜなのだろうか。

Blue BLOOD
BUGATTI EB110

ブガッティEB110は、それが誕生したころの最先端技術をふんだんに取り入れたモダンスーパーカーであったが、販売は思うように伸びずに終わった。だが、EB110は近年希にみる名車なのである。

すべてはこの一台から始まった。
1952 Volkswagen Type-1

この濃紺に塗られた1952年製フォルクスワーゲンには、日本とフォルクスワーゲンを結び付けるという重要なヒストリーが刻まれている。