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2017年03月号 vol.17

特集 【いろいろなポルシェ】

2017.03.03
本体価格:¥1,500(税込)

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目次

今号のテーマは「いろいろなポルシェ」。あえて王道の911ではなく、カレラRS風のカーボンファイバー・ボディを架装したシンガー・ポルシェや、現代の技術でアップデートされた959、1980年のル・マン24時間レースに出場した924カレラGTPなど、幅広いモデルをご紹介。マックイーンが愛したジャガーXKSSや、BMWデザイン史なども特集しています。

完全なる調音
ポルシェ911(964)Reimagined by Singer

正式名称はSinger Vehicle Design。ポルシェ911をベースにするクリエイター集団だ。今回取材したのはシンガー社にとって3台目となるタルガである。

911から生まれた過激派
クレマー・ポルシェ935 K3

ボディの下で脈打つ心臓はリアマウントのフラットシックスだが、911との共通点はそれだけだ。ポルシェ935クレマーK3の物語を、歴史的優勝を遂げた1979年ル・マンを目撃したデルウィン・マレットが振り返る。

IT’S A ROAD CAR. HONEST
ポルシェ911 GT1

ポルシェGT1は、量産モデルの911よりもグループCの962との共通点が多く、デイトナを戦ったこともある。ところがこのポルシェは、なんとパブに出かけるのにも使えるのだ。

ONLY RACED ONCE…
ポルシェ924カレラGTP

1980年のル・マン24時間レースに出場した3台のワークス924カレラGTPの一台は、トニー・ドロンがそのステアリングホイールを握っていた。36年後の今、完璧にレストアされた同じ車に再び彼が乗り込んだ。

EXTRA PUSH
カネパ・ポルシェ959

リアエンジンのポルシェ959はいつもエキサイティングでありながらも、どこか、もどかしさを感じさせるスーパーカーであった。それが今、巧みなモディファイにより、往年の名車へと昇華した。

マックイーンが愛したXKSS
ジャガーXKSS

希少なジャガーXKSSの中でも最も有名な一台。スティーヴ・マックイーンが愛し、走り込んだ車が、ロサンゼルスの自宅に里帰りしたところを写真に収めた。

アートの目で見るブガッティ
THE ART OF BUGATTI

ロサンゼルスにあるピーターセン・オートモーティブ・ミュージアムでブガッティの展覧会が開かれた。そこでは、めずらしいブガッティが何台も集められただけでなく、歴史的な芸術作品まで展示された。

すべてはスケッチから始まる
IS STARTED WITH A SKETCH

BMWのデザイン史を遡るタイムトラベルに出かけよう。案内役を務めるのはBMWデザイン本部長、エイドリアン・ファン・ホーイドンクだ。

戦場のベントレー
BENTLEY AT WAR

今を遡ること約一世紀、W.O.ベントレーの航空機エンジンが西部戦線へと飛び立った。スティーヴ・ムーディが著したW.O.の航空機エンジンの物語は、ベントレーモーターカーを成功に導く布石として、ベントレー・ストーリーに大きな役割を果たすことになる。

至高の車
タルボ・ラーゴ T150C SS
フィゴニ・エ・ファラシ

このタルボ・ラーゴT150C SSは、コンクール・デレガンスの常連であり、2015年世界最高峰のコンクールのひとつと評されるコンクールでも栄誉を勝ち取った。オーナーのピーター・ミューリンにその魅力を聞いた。