メルセデス・ベンツ、新型直6エンジン搭載の「S450」を発表

2018年3月1日、メルセデス・ベンツ・ジャパンは、新型直列6気筒エンジンに新技術のISGシステムを組み合わせた「S450」「S450エクスクルーシブ」「S450ロング」を発表し、予約注文の受け付けを開始した。

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直列6気筒エンジンは、高級車、ハイパワーエンジンの代名詞としてメルセデス・ベンツでも長らく搭載されてきた。しかし、90年代に入り車体のコンパクト化、安全基準などの観点からV6エンジンの普及が進みその姿は消えていった。今回発表されたS450は、メルセデス・ベンツの約20年ぶりの直列6気筒への回帰となる。その理由には欧州の排ガス規制の厳重化による、フィルターを配置するスペースをエンジンルーム内に確保せざるを得なくなった現状と、直列6気筒の製造技術の向上によるスリム化などがあげられる。

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新型の直列6気筒エンジン(M256型)は、48V電気システム、電動スーパーチャージャーなどの新技術と合わされ、新技術と快適性の融合がなされたモデルとなる。スターター、ジェネレーターを兼用できるISGシステムと48V電気システムを用いることによりエンジンが低回転時には動力を制御・補助し、加速と燃料効率の両面を補う設計となっている。

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搭載される新型「M256」エンジンは、最高出力367PS、最大トルク500Nmを発揮する。そして、エアコンやウオーターポンプなども電動化されたため、エンジンベルト駆動部類が不要となり、より耐久性が高くコンパクトなサイズにまとめることを可能とした。

またアイドリング時には、エンジン回転数を520rpmという低さで安定的に保つことを可能にし、懸念されるバッテリー浪費や快適性を実現する。

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S450シリーズには、スタンダードモデルの「S450」のほか、「S450エクスクルーシブ」、そして13cm全長を伸ばし、後席空間を広げたデザインが特徴の「S450ロング」の3機種が用意される。

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詳しくは、メルセデス・ベンツ・ジャパン公式ホームページをご確認いただきたい。

Mercedes-Benz Japan
https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars.html

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