大型ケースウォッチで人気を博したパネライ。 長い歴史の中で様々なスタイルを生み出してきたが、この薄型の1本も新たな革新的存在である。 どんなシーンでも使えるパネライが登場したのだ。

1860年、イタリアのフィレンツェにて時計店・ 時計工房として誕生したオフィチーネパネライ。 1930年代、イタリア軍への精密機器の納入を開始し、様々な要請を受けながら、新たな技術を生み出してきた。こちらで紹介するコレクション、「ルミノール」とは、パネライが開発した蛍光塗料「ラジオミール」の進化版として1949年に 誕生した蛍光塗料の名である。

このように工学技術の発展に大きな進展をもたらしたパネライは、 フィレンツェのシンボルであるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂にある大時計の修復も行った。1443年に製作された時計を直す技術を持ち合わせていたというのは、いかにパネライがフィレンツェの地で歴史を重んじながらその技術を培ってきたのかということが伺える。

1993年にはじめて民間用時計を発表し、そのユニークなイタリアデザインで支持され続けている。 そんなパネライが作り出す作品の頂点に立つ、「ルミノール1950」のケースにインスピレーションを受けたモデルがこの「ルミノール ドゥエ 3デ イズ オートマティック アッチャイオ- 45mm」。 ベースデザインは歴代のモデルから取り入れられているものであるが、スポーツシーンやエレガントさが求められる場でも身に着けることが出来る ように再構築されている。

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搭載しているパネライ製キャリバーP.4000は、スイスのヌーシャテルにある自社工房で設計・開発された完全自社製ムーブメントで、自動巻きムーブメントとしては初めてオフセンターのマイクロローターを持つ。これはローターの径がキャリバーよりも小さいことを意味し、それによってムーブメントの厚みを 3.95mmにまで薄くすることに成功したのだ。

キャリバーP.4000には2つのバージョンがあり、仕上げ、エングレーブ、およびマイクロローターの素材がそれぞれ異なっている。スティールケース用では、ブリッジのサテン仕上げが水平方向に縞を描き、エングレーブの色はブルー、ロータ ーはタングステン合金製。マット仕上げの面にレ リーフ装飾が施されており、スポーティな印象も受ける。

ゴールドケース用では、ブリッジのサテン仕上げが円形模様を描き、エングレーブには金メッキが施され、エレガントな雰囲気となっている。ローターは22カラットのゴールド製で、 クール・ド・パリ鋲仕上げ。サテン仕上げの面に施されたレリーフ装飾はポリッシュ仕上げである。 更には、ここまでの薄さを持つこのコレクションのパワーリザーブは72時間であるということにも驚きだ。

文:オクタン日本版編集部 Words:Octane Japan

【LUMINOR DUE 3 DAYS AUTOMATIC ACCIAIO /ルミノール ドゥエ 3デイズ オートマティック アッチャイオ】 
ムーブメント:自動巻きメカニカル、パネライ自社製P.4000キャリバー、径13¾リーニュ、厚さ3.95mm
直径:45mm
防水:3気圧
ガラス:サファイアクリスタル
ストラップ:アリゲーター
価格:127万4400円(税込) ​

オフィチーネ パネライ
TEL:0120-18-7110
https://www.panerai.com/

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