クラシックカーの祭典を彩るイタリアンウォッチ

クラシックカーと機械式時計には、共通する哲学がある。クラシックカーイベント「ラ・フェスタ」とイタリアの時計ブランド「テッラ チエロ マーレ」は、歴史と伝統を尊ぶという美意識で結ばれている。

毎年イタリアで開催される「ミッレミリア」は、世界で最も美しいクラシックカーイベントと称されるほど人気が高い。このカルチャーを日本へと取り入れたのが、「ラ・フェスタ」。テスト開催を経て1997年から本格始動した「ラ・フェスタ ミッレミリア」は東日本を走るイベントで、今年で20周年。

一方、西日本を走る「ラ・フェスタ プリマベーラ」は今年で10周年。どちらも国際クラシックカー連盟に公認されている、由緒正しきイベントだ。これらのレースの目的は速さを競うのではなく、"古きものに敬意を払う"という意識を育むことにある。これは機械式時計にも通じる考え方だ。便利なデジタル時代だからこそ、アナログの機械だけが持つその味わいを楽しむことが優雅なのだ。

tr1.jpg

二つの「ラ・フェスタ」を公式時計という形でサポートしているのが、イタリアの時計ブランド「テッラ・チエロ・マーレ」。イタリア語の大地(TERRA)、空(CIELO)、海(MARE)を意味し、古きものを愛する文化が深く残っているイタリアでデザインを行い、伝統的な時計製造技術を大切に守り抜くスイスで製品を作っている。

2017年秋に登場した限定モデルは、ダイヤルをポップなイタリアンカラーでまとめ、生産本数はわずか45本。しかもそのうち20本は「ラ・フェスタ ミッレミリア」の入賞者に贈呈されるため、購入可能なのは25本のみだ。その希少性も魅力だが、なによりも時計を通じて"文化を大切に守る"という気持ちを分かち合えることに価値がある。

lm2017.jpg

LM 2017
クラシックカーのメーターを思わせるダイヤルデザインを、イタリアンレッドで華やかにまとめた。12時位置とケースバックには、「ラ・フェスタ ミッレミリア」のロゴマークが入る。日本限定45本(うち、販売されるのは25本)。自動巻き、SSケース、ケース径44㎜。25万円(税抜)
時計購入者には、ブランドオリジナルのサングラスとキャップクリップもプレゼントされる。

旧作2016.jpg旧作2017.jpg

LP 2016 (左)
日本限定45本(内、販売されるのは20本)。自動巻き、SSケース、ケース径44㎜。26万8000円(税抜)

LP 2017 (右)
日本限定45本(内、販売されるのは25本)。自動巻き、SSケース、ケース径44㎜。28万5000円(税抜)

また、この2モデルは「ラ・フェスタ プリマベーラ」とのコラボレーションモデルで、レースの入賞者に贈呈される他、限定販売も行う。時刻表示は、回転ディスク式の時針とメーター針を思わせる分針を組み合わせて、クラシックカー好きを刺激する。

文:篠田哲生 Words:Tetsuo SHINODA

モントレソルマーレ
TEL:03-3833-4211
http://www.montre-solmare.jp/

無料メールマガジン登録   人気の記事や編集部おすすめ記事を配信         
登録することで、会員規約に同意したものとみなされます。

RECOMMENDEDおすすめの記事