デジタル全盛の時代だからこそ、アナログの目と心を大切に

良質な物を自身の目で見続けて養われたオーナーの確かな審美眼

1974年、駅前にオープンした"くつ&ばっぐ"の小さな店。現在は瀟洒なビルを構えるCASA伊太利屋の前身だ。いわゆる「セレクトショップ」という言葉が浸透していなかった創業時から40年余りが経つ今も、オーナーである木全氏は国内はもとより世界中から、彼の眼にかなった商品を集め提供し続けている。

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靴、バッグ、洋服、ジュエリーなど、取り扱う商品は多岐に渡るが、一貫しているのはいずれも「作り手の顔が見えるもの」。ブランドの有名、無名を問わず、オーナー自らが選び抜いた上質なものだけが集められている。そして何よりも大切にしているのは、来店者と過ごす時間。ハイクオリティな商品に囲まれた店内のサロンでは、時間を忘れてゆったりと寛ぐことができる。

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また、"パトロネージュ"という概念が一般的ではなかった数十年前から、若手のアーティストやシェフなどを支援し、場を提供しているのもこのショップの特徴だ。デジタル全盛の時代だからこそ、人と人のつながりを大切にし、実際に良い物を見て審美眼を養うことが大切だということを、この店は教えてくれるのだ。

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CASA伊太利屋
愛知県一宮市大志1-6-20
TEL:0586-24-1192
定休日:木曜日
営業時間:10:00~19:00
Eメール:info@casaitariya.co.jp
http://www.casaitariya.co.jp
取扱商品:ブルネロクチネリ、アニオナ、セルビーノ、ヘルノ、J・ウィー、マウリッツォ・ペコラーロほか

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