SCOTTY CAMERON putter’s story (vol.2)

「Newport」と「Newport2」

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「Newport2 Timeless GSS」

Newport2 Timeless GSS back face.JPG

スコッティ・キャメロンのパターを語るうえで絶対に外せないのが、数多くのプレーヤーに長年愛され続けていて、今なお進化し続けているピンタイプの「Newport」及び「Newport2」である。

14本のセッティングの中で、パターは最も小さな振り幅ながらも、最も繊細なストロークが必要とされるクラブだ。そのため、プレーヤーにとって使用するパターのフィーリングがとても重要で、なかでもパターの形状はプレーヤーに与える影響が非常に大きい。もちろんヘッド形状以外にも打感や打音の違いによってもプレーヤーに与える感覚は異なる。当然のことながらそれぞれの感性によってもパターとプレーヤーの関係性は変わるので、同じヘッド形状でもフェースのミーリングや大きさなど常に進化し続ける必要があるのだ。

Concept1 Super Rat face.JPG「Concept1 Super Rat」

009M SSS face.JPG

「009M SSS」

Newport2 Timeless SSS face.JPG

「Newport2 Timeless SSS」

ツアーで勝利を重ね、世界中のプレーヤーの支持を集める「Newport」と「Newport2」だが、その本当の違いを理解していないプレーヤーが意外にも少なくはない。

一見同じに見えるこれらのモデルだが、「Newport」の形状は丸みを帯びていて、ボールを優しく包み込むイメージを持ちやすい。一方の「Newport2」はその角ばった形状で、よりフラットで鋭いイメージだ。形状の違いや細かい仕様はわかってもこのイメージがわからない方が多いのだが、実は、このそれぞれのイメージがポイントとなってくる。なぜなら、スコッティ・キャメロンが掲げる理想のストロークはIn to Inであり、プレーヤーはどちらの形状がその理想通りに動かせそうと感じるかに関係してくるからだ。

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※Newport(青いサイトライン)は、Newport2(赤いサイトライン)と比較して角がラウンド状のため、構えた時に全体的に丸く見える。

なお、すでにストロークが確立されたプレーヤーの場合は、逆にそのストロークに違和感のない形状を選ぶとよい。例えば、同じストレートなストロークをするプレーヤーでも、ラウンドタイプの「Newport」の方が開閉するイメージを持ちやすくなるし、逆に開閉が強いプレーヤーはそれを抑えるためにスクエアな「Newport2」の方が真っ直ぐなイメージを持ちやすい。

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※Newport2は、Newportと比較して四隅の角があるため、構えた時にスクエア感が強い。

同じようで異なるこの2つのタイプだが、さらに多くのモデルが存在する。ジャーマンステンレス(GSS)をフェース面に使ったインサートタイプのConcept1(Newport)、Concept2(Newport2) Super Ratシリーズ、Newportタイプの009シリーズ、Newport2タイプのTimelessシリーズ、ツアーでも一部のトッププレーヤーだけに供給されるGSSなどである。

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「Concept2 Super Rat」

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「009M GSS」

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「Newport2 Timeless Carbon」

このようにピンタイプといっても様々な形状があるので、プレーヤーはその中から自分のストロークやイメージに合うパターを見つけ出し、現状の自分に一番合ったものを使うことこそが、パッティング上達への大きな一歩となる。

主な使用選手

「Newport」
ジョーダン・スピース
ローリー・マキロイ
ビジェイ・シン
クレマー・ヒコック
キャメロン・スミス
ブラッド・フリッチ
ロビー・シェルトン
リッチー・ワレンスキー
ドミニク・ボゼリ
宮里優作
など


Newport2
リッキー・ファウラー
ジャスティン・トーマス
ジミー・ウォーカー
ラッセル・ヘンリー
ラファ・カブレラベロー
ジュリアン・スリ
ブライデン・マクファーソン
藤田寛之
松山英樹
小平智
武藤俊憲
星野英正
川村昌弘
丸山大輔
菊地絵理香
など

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※左から、ジョーダン・スピース、松山英樹、タイガー・ウッズ、リッキー・ファウラー同型モデル


Scotty Cameron Golf Gallery Tokyo
東京都港区南青山5-3-2
03-5766-6060

Scotty Cameron Museum & Gallery
静岡県磐田市鮫島4119-1
0538-36-2200
http://www.cameron-museum.com/

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