ボートを所有することの意味は計り知れない。非日常の究極とも言えるマリンライフは、忙しい毎日のすべてから解放してくれるからだ。
一方、その多忙な現役世代にとって、毎週のようにマリーナに足を延ばすことは至難なこと。大事な船だからメインテナンスは欠かしたくないし、できれば頻繁にエンジンを回してあげたいところ。まだオーナーになるのは早い、もっと多くのボートに乗ってみたいというかたはもちろん、すでに船は所有しているけれど、いろいろなマリーナで気軽に楽しんでみたいかたにも知っておいていただきたいのが、ヤマハマリンが進めているシースタイルというマリンレジャーのレンタルシステムだ。ヤマハマリンクラブ・シースタイルは、入会金21,600円と月会費3,240円(2ヶ月ごと6,480円を指定口座より引き落とし)だけで利用が可能。
ボートならば北海道から沖縄まで全国約140ヶ所で、またマリンジェットは全国約30か所でレンタルを実施している。クラブ艇の種類や営業時間、料金は、各マリーナによって異なるが営業時間内の半日(3時間)または一日(6時間)で利用できる。たとえば10名が乗船可能なLUXAIRを半日レンタルすると30,900円(税込)となっている。
レンタルボートなので維持費や係留費が不要なことは、実はうれしい。マリーナのスタッフが常にメンテナンスを行っているので安心して乗船できる。基本的にヤマハのニューモデルを配備していて、ほぼ3年ごとに新しいボートに交換しているので、ベストに近いコンディションが期待できるし、しかも全艇にGPSの装備と各種保険加入がセットされている。
※艇体保険・賠償責任保険・搭乗者傷害保険・捜索救助費用保険(免責金額:ボート10万円 / マリンジェット5万円)
現在海外ではハワイとタイにも拠点を展開。
ハワイはオアフ島のコオリナ地区にある、コオリナマリーナにクラブ艇を配備。太平洋のど真ん中で自分で操船をしながら透きとおる海でカメやイルカを観ることができるかもしれない。タイではパタヤのマリーナが使用可能。アジアを代表するビーチリゾートでも、このシステムは使えるのだ。
実際に免許を取得するとわかるのだが、自動車ほど頻繁に乗ることがないせいか、ボートの操船は思いのほか自信が持ちにくいもの。離着岸のたびに緊張することもしばしばだ。シースタイルでは、ビギナーのためにマリン塾も用意。もちろん有料であるが、少数単位のレッスンで、ひとりひとりのレベルに合わせてインストラクターが指導してくれる。
ちなみに免許についてもふれておこう。ボート免許には、「1級免許」「2級免許」「湖川免許」「特殊小型免許」の4種類がある。乗り物の大きさなどで分かれる自動車とは異なり、基本的には操船場所や陸岸からの距離で区分されている。受験条件は以下となる。
年齢:国家試験が行なわれる前日までに、下記の年齢に達していること。
1級 : 満17歳9か月
2級、2級湖川小出力限定、特殊小型 : 15歳9か月
※それぞれ満18歳、満16歳になった日から免許を手にすることができる仕組み
※2級免許取得時に満18歳に満たない場合、満18歳を迎えるまでの期間は5トン未満の船舶操船に限定さる
視力 : 両眼とも0.5以上であること。(矯正可)
※一眼の視力が0.5未満の場合は他眼の視野が左右150度以上、かつ視力が0.5以上であること
色覚 : 夜間において船舶の灯火の色を識別できること
※灯火の色が識別できない場合は、日出から日没までの間において航路標識の彩色を識別できれば、航行する時間帯が限定された免許が取得可能
聴力 : 5メートル以上の距離で話声語(普通の大きさの声音)の弁別ができること(補聴器可)
※話声語の弁別ができない場合であっても、5mの距離において70.5デシベルの汽笛音の弁別ができること
疾病および身体機能の障害 : 軽症で勤務に支障をきたさないと認められること
※身体機能の障害があった場合でも小型船舶の操縦に支障がないと認められる場合は、船舶の設備や航行の目的を限定した免許を取得することができる
ちなみに、これからのベストシーズンに向けて、まだ申し込みが間に合う企画としては以下のようなイベントがある。
●小樽 7月8日(土)・9日(日)開催
https://sea-style.yamaha-motor.co.jp/event/festa_otaru/?utm_source=ssfun
●猪苗代 7月15日(土)・16日(日)開催
https://sea-style.yamaha-motor.co.jp/event/festa_inawashiro/?utm_source=ssfun
日本は海に囲まれている島国。それを満喫しない手はないと思うのだが.....。
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