プライベートヨットの極み WIDER150

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WIDER 150のエレガントなシルエットは完全にアルミニウム製であり、それはデザイナーFulvio De Simoniと社内のWIDERデザインチームとの共同で作成されたもの。

このメガヨットには、通常もっと大きな船舶にしか見られない多数の豪華な機能が備わっている。たとえばデッキに用意されたビーチクラブ。90㎡におよぶ広さをもち、全長7mのプールも備わっている。この広さは150ft級の船の中では最大規模のもの。船室の余裕も十分。オーナーズルームは75㎡もあり、しかも海を見渡せる約6㎡のテラスもセットとなる。その他には4室のスイートルーム、VIP 2室、そしてプルマンバースのあるスタンダード2室で構成されている。またオーナーとゲストに絶対的なプライバシーを提供するオープニングルーフテラス付きのフォワードラウンジや、キャプテンのラップラウンドコントロールが可能なプッシュボタンシステムを備えた最先端のブリッジステーション。特筆は一晩中ビーチクラブを使用していても、バッテリー電源のみで動作する機能である。騒音や振動、煙や匂いを心配する必要がまったくない。

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WIDER150は2015年10月下旬に発表されているが、広範な海路で最終的なテストが完了した。そして第一艇目が2016年4月末、コート・ダジュールへの航海のためにイタリア中部のアドリア海沿岸にある港湾都市アンコーナを出発した。その後フランスから、またイタリアを周り2016年9月下旬にはモナコのヨットショーで披露されている。そして第2艇目は2019年までに納艇される予定である。

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広々としたデッキと天井まで広がる大きな窓をもつメインラウンジエリアが特長のWIDER150。さんさんと日光が刺し込み、その中から海のパノラマを眺めることができる。アッパーデッキにはサロンとダイニングエリアがあり、スライドドアを開放すれば、屋外と通じるワンフロアでの食事を楽しむことができる。エレガントで現代的なインテリアは Poltrona Frau(ポルトローナフラウ)が提供する家具と革で含まれている。

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WIDER150の船尾は、小型船ワイダー32を運ぶために理想的とすることができる。トランサムの開口ハッチは、スイーパープールとなり、かなり大きなギアでも収容可能になるからだ。 このシステムは、入札を開始する際に乗組員の入退出操作をかなり容易にする。

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Azimuthalポッドと組み合わせたディーゼル電気推進装置は、このサイズのフルディーゼル電気システムとしては最新の技術。

航続距離は、巡航速度は13ノットで2500海里(約2200km)、10ノットならば4700海里(約8600km)までになる。最大速度は約14ノット。バッテリーだけのゼロエミッションモードでは5ノットでの航海が可能になる。

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Specifications
全長   47.05m
全幅    8.6m
燃料容量 45000ℓ
静水容量 12000ℓ
乗船定員 ゲスト11名、クルー9名

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