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2016年3月号 vol.1

今だから、アストンマーティン。

2016.03.02
本体価格:¥1,800 (税込)

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目次

正式な製造社名はアストンマーティン・ラゴンダ社。1913年の創業以来、一貫して品質を最優先にした車作りを行ってきた。そして現在に至るまで大事な製作工程のほとんどは熟練工の匠の技に託している。そのクオリティ基準は採算度外視。そのため今まで何度も経営を逼迫してきた。

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この実に英国らしい高貴なブランドは、世界における自動車製造会社の相関関係にとらわれることなく、今また独自の道を歩みつつある。

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我々はOctane UK版姉妹紙『VANTAGE』をもとに、ベリー・ブリティッシュなアストンマーティンのすべてを紹介していく。

デストレーションって何?
ストーリーを詰め込んだDB2/4 MkIIの場合

もしコンクールを総なめにしたら、次にあなたはどうします?ドン・ローズという人物の場合、アストンマーティンをあえて汚く見せるようにした。見かけはラフでも中身はグレート――これがデストレーションの心髄なのである。

レース育ち
DB3S COUPÉ

ル・マン24時間のために設計され、その後公道用に仕立て直されたDB3Sのクーペ仕様は、すべてのアストンマーティンの中でも最も珍しいもののひとつである。現在は2台しか存在しないが、今回我々はそのうちの1台を走らせることができた。

4 the better?
違う個性をもつ2台のDB4、どちらを選ぶ?

オリジナルと改造車のどちらがよいのか?両方に支持する声があってどちらにも一理ある。そこで我々はオリジナルのDB4と、電動式のパワーステアリングなど多くのアップデート・パーツを組み込んだDB4とを比較してみることにした。

EIGHTIES REUNION
V8 EFI

18カ月にわたるフルレストアを経た、アストンマーティン・ヴァンテージ。オーナーをアストンマーティンの虜にさせた車との久しぶりの再会に立ち会ってきた。

名車の高き誉れ
Aston Martin Ulster

戦前のアストンマーティンを代表するスポーツカーがアルスターだ。その名をTTレースの開催地から取ったのは、戦いの舞台で鍛えられ、進化したモデルだからである。中でも最高の一台と評されるワークスカーに試乗した。

PHYSICAL PRESENCE
Aston Martin Atom

未来的な「アトム」は、アストンマーティンの歴史において特に大きな意味を持つワンオフだ。公の場に姿を現すことの少ない貴重な車をOctaneがドライブした。

THE OTHER LAGONDA
LAGONDA V8 PROTOTYPE

1960年代の終わり、アストンマーティンはニューポートパグネルでもがきにもがいていた。自らの再生とラゴンダの名前の復活を果たせないかと。偶然みつかった1台のプロトタイプには、そんな痕跡がにじんで見えた。

視線を奪われずにはいられない
Aston Martin Lagonda

1976年、アストンマーティンは近未来的なスタイリングのラゴンダで各地のモーターショーを席巻した。40年という歳月が流れた今、突如としてラゴンダはファッショナブルな車として大注目を浴びている。

ART OF THE ESTATE
VIRAGE SHOOTING BRAKE ZAGATO

ザガート・ヴィラージュをベースにしたシューティングブレークは、アストンマーティン100周年を祝うデザインハウスによる三部作の最終章だ。

Vulcan force
ASTON MARTIN VULCAN

アストンマーティンが誇る800bhpのサーキット専用スーパーカー、ヴァルカン。購入者がその実力をポールリカールで初体験した。