機能性を探求し、時差を味方とする│直感的に使いこなすポルシェ・デザイン

時計機構の定番である時差修正機能は、現代人にとっては必須の機構になった。多くのブランドから発売されている実用機構だからこそ、本気の使い勝手にこだわりたい。完璧な視認性や人間工学に基づいたケースデザインで知られる「ポルシェ・デザイン」は、時差修正機能でも秀逸なメカニズムを考案しており、直感的に使いこなせる。

世界は小さくなったといわれて久しいが、だからこそ人々は、今まで以上に時差に悩まされるようになった。テレビ会議やメールのやりとり、あるいは家族とのコミュニケーションなど、離れてもできることが増えたため、時差を意識して行動しなければいけないのだ。
 
この世の中に"時差"が生まれたのは1884年のこと。それまでは国や地域ごとにばらばらだった標準時を決める国際子午線会議が開催され、ロンドン郊外のグリニッジ天文台を本初子午線に制定し、経度15度ごとに1時間のタイムゾーンを割り当てた。
 
 

ケースやラグ、ブレスレットは、軽くて頑強なチタンを使用。チタン特有のマット感やグレーメタルの色を生かし、精悍にまとめている。クオリティチェックにも時間をかけており、衝撃テストは5000回、プッシュボタンの作動テストは10000回も行う。搭載するムーブメントは、スイス製のセリタSW200をベースに、ポルシェ・デザインのファクトリーでモディファイ。高精度の証であるCOSC認定クロノメーターを取得している。自動巻き、TI ケース、ケース径42㎜。92万円。


この時差を上手に乗りこなすには、使い勝手に優れた時差修正機能が必要となる。ポルシェ・デザインの「1919 グローブタイマー UTC」は、時針を二本備えるGMTウォッチ。モデル名の「UTC」とは、世界協定時の意味だ。この時計はとにかく使い勝手に優れている。大きな三角針が24時間式のホームタイムで自国の時刻を表示しており、旅の目的地に着いたらケースサイドのプッシュボタンを押してセンター時針のローカルタイム(現地時刻)を調整するだけ。針は前進も後退もでき、針式のカレンダーも連動するので、日本からハワイへなど、日付変更線を逆跨ぎする場合も問題ない。ちなみに9時位置のインジケーターは、ローカルタイム時針に対応した昼夜表示であり、正確に時差修正できるように、細部まで気を遣っている。


 
時差修正機能は人気機構だが、だからこそ使い勝手の良さに、徹底的にこだわりたい。デザインの美しさに定評にあるポルシェ・デザインは、機能面でも抜かりがない。時計もまた、"最新が最良"なのである。


問い合わせ ノーブルスタイリング TEL:03-6277-1600 http://noblestyling.com/

文:篠田哲生 Words:Tetsuo SHINODA

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