美しきマセラティのワンオフモデル「スキア ディ ペルシャ」果たしていくらで落札されるのか…?

Collecting Cars

マセラティと言われて納得するデザインではあるものの、マセラティのなんだ…?と思わず首を捻ってしまうデザインのこの車。実、はミラノを拠点とするカロッツェリア「ツーリング・スーパーレッジェーラ」が、マセラティ・グラントゥーリズモをベースに制作した「マセラティ・スキア ディ ペルシャ」という車だ。1958年に当時のイラン国王であったモハマド・レザ・パフラヴィーによって製作されたマセラティ・スキア ディ ペルシャの誕生から60年を記念して製作されたワンオフのオーダーメイドモデルである。

外装はダークブルーの魅力的な色調で仕上げられ、この車独自のポリッシュ仕上げと手作業でブラッシュ仕上げを施したサテンアルミニウムのエレメント、カーボンファイバーのトリムがコントラストをなしている。



室内には、ライトブルーのステッチとシートパイピングが施されたベージュとダークブルーのレザーシート、ヘッドレストに刺繍された「Sciàdipersia」の文字、フルート仕上げのシートインサート、ブラッシュ仕上げとポリッシュ仕上げのアルミニウムトリムが装備されている。



足元には20インチのツイン5スポーク「トライデント」アロイホイールにピレリPゼロタイヤを装着。

LEDドライビングライト、フロント&リアパーキングセンサー、クルーズコントロール、ツーリングスーパーレッジェーラダイヤル、Boseサウンドシステム、3ポジションドライバーメモリー付き電動調整式ヒーテッドフロントシート、パノラミックガラスルーフ、セントラルインフォテイメントシステム、デュアルゾーンオートエアコンディショナーが装備されている。



ボンネットの下には自然吸気の4.7リッターV型8気筒エンジンが搭載され、パドルシフト付き6速オートマチックトランスミッションを介して後輪に約460PSのパワーを供給する。



カロッツェリア・ツーリング・スーパーレッジェーラは当初、ごく少量の台数を生産することを計画していたが、結局一台のみの製作となり、結果的にワンオフモデルとなった。

そして今回、Collecting Carsのオークションにこのマセラティ・スキア ディ ペルシャが出品されている。走行距離は約10,000kmで、9,000km時点で定期点検が行われた記録もあるため、状態はかなり良いだろう。ワンオフということもあり新車価格は76万620ユーロ(現在のレートで約1億2400万円)と高額なものの、オークション終了まで残り2日となった4月12日18時現在、入札額は約2100万円に留まっており、果たしてどれくらいの金額で落札されるのか気になるところである。

オクタン日本版編集部

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