マリオ高野 自動車ライター
今回は、SUBARU BRZ GT300の公式応援団長も務める自動車ライター、マリオ高野氏に、スバル車を愛するようになったきっかけ、そして愛機インプレッサG4と過ごす日々やボディケアについて伺った。
横浜市内のシュアラスターラボにて、マリオ高野さんと愛機スバル インプレッサ G4。自動車ライターとして『CARトップ』『SUBARU MAGZINE』など自動車専門メディア多数 に寄稿するかたわら、熱狂的な"スバリスト" としても知られ、SUPER GT SUBARU BRZ GT300の公式応援団長も務めている。「もっともベーシックな1.6iの5MT」 という、普通に見えて、実はかなりの希少グレードだ。
自動車ライターというのは大抵「子供の頃からの車好き」 だと思いますが、私はそうではありませんでした。激変したのは若き日にたまたまスバル ヴィヴィオを購入してからです。
「なんなんだこの楽しすぎる機械は!」と驚愕したのです。小さな軽自動車でしたが、自分の操作に対してきわめて忠実に走り、曲がり、止まる。私がそれまで乗ったことがある車とは何もかもが違いました。虜になった私は以降、 車の魅力とスバル車の魅力にのめり込んでいきました。
マリオ氏にボディケアの"コツ"を伝授するシュアラスターShine Masterの青木潤さん。青木さんいわく「青空駐車場の場合は、実は雨が降る前にあえて洗車するのが重要」とのこと。
ヴィヴィオの次はGC8(初代インプレッサWRX)を買い、 畑違いの業種から自動車誌の編集者に転身。そしてフリーになってからはひたすらスバル車の魅力を説いて回りました。 誰に頼まれたわけでなく勝手にやっていたのですが(笑)。
するとそれが"届いた"のでしょうか。現在はお陰さまでスバル専門誌の仕事などを多数やらせていただきつつ、 SUPER GT における SUBARU BRZ GT300の公式応援団長という大役を仰せつかり、現在の愛車である2014年式スバル インプレッサG4 1.6iで各地のサーキットまで遠征しています。
遠方へはもちろん飛行機などを使ってもOKなのですが、 私は1秒でも長くインプレッサのステアリングを握っていたい!と思ってしまうタイプなので、遠征はすべて自家用車で行っています。そのせいで、新車で購入してからまだ4年なのですが走行距離は11万kmを超え、跳ね石によるチッピングもかなり生じています。そしてヴィヴィオに乗っていた頃は3日と空けずにワックスがけをしていたほどの洗車マニアだったのですが、ここ最近は忙しいことを言い訳に、インプレッサG4のボディケアはほとんどできていません。
シュアラスターラボのなかであらためて自車のボディを見てみると、ちょっとひどいですね(笑)。もちろんインプレッサG4をあえて酷使しているのは私のスバル愛、クルマ愛のひとつの形ではあるのですが、ボディにももっと愛を注ぐべきだったと、今では少し後悔しています。
ですが今回、Shine Masterの青木さんにネンドクリーナーで鉄粉等の除去をしていただき、そしてスピリットクリーナーで少々の手磨きをしていただいただけで、輪染みのようなものは大半が消滅しました。そして最後にシュアラスターのフラッグシップワックス『マスターワークス』を施工してい ただいたことで、新車当時の「ディープシーブルーパール」 が蘇ったのです。
こうなってくると現金なもので、ヴィヴィオに乗っていた頃の"ボディケアに対する情熱"が完璧に戻ってきました。 今後も1秒でも長くインプレッサのステアリングを握っていたいため、遠征はこの車で行きます。そのためにボディ表面が傷むこともあるでしょう。
ですが帰宅後はマスターワー クスを使ってしっかりとボディケアを行い、「いつ、誰にお見せしても恥じることがないインプレッサG4 」にしたいと思っています。そして私の命が尽きる瞬間まで、美しいボディのスバル車に乗っていられたならば本望ですね。
マリオ高野さんが発生させてしまったボディ表面の頑固な輪染みをスピリットクリーナーで 除去。もちろん完全にではないが、簡単な手磨きでもかなり除去できた。
【Before】シュアラスターラボに入ってきたときのインプレッサG4のボディ表面。クレーター状の汚れが固着し、ディープシーブルーパール(紺)の色味もかなりくすんで見える。
【After】粘土で鉄粉を除去したうえでスピリットクリーナーにて手磨きを行い、シュアラスターの最上級ライン『Master Works』でワックスがけした状態。本来の艶と色味がかなり復活している。
文:谷津正行 Words:Masayuki TANITSU
写真:奥村純一 Photography:Junichi OKUMURA
SurLuster
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