輸入車ディーラーにも「おもてなし」を│ポルシェセンター長久手

Photography:NOWORK c.p.d.

名古屋市のベッドタウンとして発展してきた愛知県長久手市に、ポルシェの正規ディーラー・ポルシェセンター長久手がこの4月6日にオープンした。

経営を担うのは地元国産車ディーラーのグループ企業で、老舗専門店などが運営する他ディーラーとの差別化やカスタマーサービスの独自路線などで早くも注目を集めている。日本国内での販売台数を伸ばし続けるポルシェを商材に、日本車ディーラーの手厚い顧客サービスと販売実績で躍進を狙う期待の新店で、同店を取りまとめる斎藤ゼネラルマネージャーにこれからの抱負を聞いてきた。



輸入車ディーラーが軒を連ねる愛知県道6号線。トヨタ博物館やイオンモール長久手などが建ち並び、交通量も多い幹線道路沿いで、愛知県下において4つめのポルシェ正規ディーラーとしてスタートをきった、ポルシェセンター長久手。
 
国内ディーラーでは初採用となる屋外型デジタルサイネージで、外観から強力にポルシェブランドをアピール。最新モデルから認定中古車まで20台を一挙に展示可能な屋内ショールームなど、スケール感の大きさは圧倒的だ。ポルシェAGのCIに則りつつ、さらにカスタマーの声を反映させることに努め、新しいディーラーだからこそできるサービスをアップデートしていくなど、従来のポルシェディーラーとは一線を画する工夫に注力しているという。
 
ポルシェセンター長久手は、愛知県を中心に輸入車販売店を展開する、国産車販売会社のグループ企業・NTPインポート株式会社が、ポルシェの販売を手掛けるために設立したNIC 株式会社が運営。総合力に長けたグループ経営や、国内外の様々なブランドを取り扱ってきた経験と実績から、日本の自動車ディーラーには欠かせない"おもてなし"要素を深掘りした接客を信条としている。

「弊社では、国産車、輸入車を問わず様々なブランドを取り扱ってきましたが、そこへ全く異なる輸入車ブランドのスタッフも招聘し、よりグローバルな視点からお客様の求めるサービスを追求しようと考えています。ポルシェAGのCIに沿った形で、最大級のお客様サポートを実現できるようなディーラーに育っていければと考えております」



「また、既存のポルシェディーラーは、専門性の高さや長年の顧客を獲得していることから、新規参入する我々にしかできないサービスはどういうものか? を今も試行錯誤しながら推し進めています。例えば、アフターサービスにおいて、ユーザーが求めているのはどんなことなのか? カスタマーサービスの原点となる部分で、私達が大切にしてきたお客様の声を反映することに努めています」
 
そう語ってくれたのは、ポルシェセンター長久手の斎藤豊文ゼネラルマネージャー。長年高級車販売チャネルに在籍し培ってきた顧客サービスの強みを、ポルシェブランドの販売でも活かしていきたい意向だ。


 
アフターサービスの面では、例えば1Fフロント横に設置された2箇所のダイレクトダイヤログベイが象徴的だろう。顧客の愛車を1台ずつ診断ベイに入庫し、サービスピットで丁寧に診断、現状をキッチリと把握するところから、今後のサービス方針をヒアリングしながら、ユーザーとのコミュニケーションを図るという。単なるサービスレセプションではなく、そこには核心となる"おもてなし精神"が見える。

「この広大な施設内には、ショールームに新車の最新モデルから認定中古車までが一挙に並び、併設されるサービスセンターでは診断から車検整備までオールインワンで承ることができます。こうしたスケールメリットも当店をご利用いただくうえでのアドバンテージになるのではないかと考えています」
 
斎藤ゼネラルマネージャーが目指す、新しいポルシェディーラーの形。接客を務める大脇拓馬セールスコンサルタントにも話を聞いてみた。



「ここには6つの商談スペースが設けられ、お客様ひとりひとりとお話をする時間や空間というものを非常に大切に考えています。キッズスペースやカウンターバーもあり、グループやファミリーにも対応しています。ハード面だけでなくソフト面でも、当店独自のサービスを充実させていきたいので、私達も今はワクワクしていますね」
 
販売顧客層の若返りが自動車業界全体の課題と言われる中、ポルシェブランドとしてもその取り組みは必須。脂ののったマネジメントと勢いのあるセールスが協働でどんなユニークはポルシェディーラーへと進化していくのか? 東海エリアのユーザーのみならず期待を集めそうだ。

文、写真:ノワーク Words and Photography:NOWORK c.p.d.

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