BOSS the Sense of Speed 最先端の技術とセンスを着るということ

Photography:Akira MAEDA(MAETTICO)

ドイツのグローバルブランドであるボスからポルシェのカプセルコレクションが届いた。2019年12月からフォーミュラEに参戦しているポルシェのチームウエアをヒューゴ ボスが提供するというのがその骨格だが、 それはまったく自然な流れだった。

「これ、ストレッチナイロンを使っているんだね」「ここにもポケットが付いていますよ」「あれ、このベスト、着脱できますよ、しかもリバーシブルで」「こちらのレザージャケットはエシカルレザーらしいですね」そんな驚きと感心の声の中でボスのポルシェ・カプセルコレクションの撮影は順調に進んだ。
 
ポルシェオーナーのみならず、車好きを自認する向きであれば、故フェルディナント・ポルシェが遺したとされる(諸説あり)「最新こそ最良」という言葉は耳にしたことがあるだろう。元来フェルディナント・ポルシェが目指した最新技術の集積としての車は、(今でこそしばしばエアクールド時代の"アジ"を引き合いに議論となったりもするが)常に進化すべき存在のはずであり、確かにポルシェというメーカーはそれを実現してきた。
 
それはここ数年、市場に積極投入されているプラグインハイブリッドの各モデルや、日本でのデリバリーを間近に控える同社初のEV車であるタイカンの開発、本年度(2019~2020)から本格参戦を果たしたフォーミュラEにしても同様。ポルシェはまさに今、次世代モビリティ社会での最良の解を導くべく積極的に活動している。
 
従業員数14,700名以上、世界127カ国で展開するドイツを代表するプレミアムファッション&ライフスタイルブランド、ヒューゴ ボスは、マシンメイドの最高峰を謳うテーラリング(スーツ縫製)技術と、エシカルな取り組みを含む最新素材の開発で一目置かれるブランドだ。アートやスポーツへのスポンサーシップに積極的なことでも知られ、1982年にはじまるフォーミュラ1でのマクラーレンとのパートナーシップは2014年の契約終了まで実に30年以上にわたった。2017年にフォーミュラ1から撤退すると、同年にフォーミュラEとして初のオフィシャルスポンサーとなっている。

 

ドイツのブランドらしく環境対策にも早くから取り組み、ことSDGsの5項目(4:質の高い教育、8:働きがいと経済成長、12:製造責任・使用責任、13:気候変動対策、17:パートナーシップ)の実現に力を入れる。
 
ドイツを代表するプレミアムブランドであり、先進的技術への投資とその実証への積極性に溢れる両社が、フォーミュラEを舞台にそのチームウエアのパートナーシップを実現させたのは至極自然な流れと言える。そしてここに届いたカプセルコレクションは至る所にヒューゴ ボスらしさとポルシェへのオマージュが見られるコレクションだった。 
 
例えば、ナイロンのボンバージャケットはこの度ポルシェとの協業により誕生したカプセルコレクションの最新のモデル。伸縮素材を織り込んだナイロンは縦方向から横方向にも伸縮し、着用ストレスはまるで皆無。インナーには着脱可能で着こなしのポイントにもなってくれる中綿入りのベストが付いていて、これ一着で3シーズンに対応できる作りとなっている。ジャケット前身頃の内ポケットにはスマートフォンを入れるのに最適なインポケットを、左腕にはカード程度なら収納できそうなジップ付きポケットを配し、ユーザビリティにも十分配慮されている。

文、構成:前田陽一郎(CCCクリエイティブ) 写真:前田晃(MAETTICO ) スタイリスト:水野陽介 ヘアメイク:北村達彦 Words&Edit:Yoichiro MAEDA(CCC creative) Photography:Akira MAEDA(MAETTICO) Styling:Yosuke MIZUNO Hair&Make-Up:Tatsuhiko KITAMURA

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