「100%フェミニン」なレーシングチーム│RICHARD MILLE RACING TEAMが目指すもの

これまでも各方面で情熱的にモータースポーツをサポートしてきたリシャール・ミルがついに自らのブランド名を冠したレーシングチームを結成した。注目すべきは女性により構成されたチームであること。男性の活躍が目立つモータースポーツ界で、女性たちが対等に戦える舞台がいよいよ整ってきたといえるだろう。

現代に誕生したリシャール・ミルほど「革新」や「ハイテク」、「イノベーション」という言葉がフィットするエクストリームウォッチブランドはないのではないか。そんなリシャール・ミルが初めてこの世に送り出したタイムピース『RM 001 TOURBILLON』のインスピレーションはF1のレーシングカーの設計・開発に関連したコンセプトや素材から得られ、それらは現在もブランド哲学の根本を支える。創設者リシャール・ミル氏はモータースポーツを愛するジェントルマンとしても知られるが、その情熱は究極のテクノロジーのみならず、無限の可能性を秘めた人間への飽くなき興味とリスペクトが氏を突き動かしているように思えてならない。
 


リシャール・ミルはさまざまな分野で究極のチャレンジに挑むエリート・アスリートの男女、チームとのパートナーシップやイベントをサポートしている。元F1ドライバーのフェリッペ・マッサはリシャール・ミル ファミリーに最初に加わったスポーツ選手であり、リシャール・ミル ウオッチの開発ドライバーを長年務めているほか、モータースポーツ界ではラリードライバーのセバスチャン・ローブ、セバスチャン・オジェらもリシャール・ミル ファミリーだ。またマクラーレンF1チームやハースF1チーム、フォーミュラEのチーム・ヴェンチュリーなどとパートナーシップを結んでおり、ウォッチマニアであれば彼等からさまざまなインスピレーションを得たウオッチを発表していることもご存知だろう。

さまざまな形でモータースポーツに情熱を注ぐリシャール・ミルが今年初めて『リシャール・ミル レーシングチーム』を発足。All Women=100%女性チームでELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)への2年間の参戦を発表した。
 
リシャール・ミル氏はモータースポーツを愛するジェントルマンというだけでなく、F1やWRC など様々な国際レースを主催するFIA( Fédération Internationale del’Automobile)(国際自動車連盟)において、FIA Endurance Commissionのプレジデント(議長)も務める。今回の女性チームのELMS参戦はFIAの議長でもあるリシャール・ミル氏が同じFIAの組織であるFIA Women in Motorsport(WIM)の活動を支援することになったのだ。
 
FIA WIMはモータースポーツ業界での女性の活躍サポートや調査/啓蒙活動を目的に2009年に発足。FIA WIMプレジデントのミシェル・ムートンはかつてラリードライバーとして大活躍したレジェンドドライバーだ。

文:飯田裕子 写真:リシャール・ミル Words:Yuko IIDA Images:Richard Mille

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