100周年を迎えたモト・グッツィ│創造性と技術力の代表作となった一台へのオマージュを込めた特別仕様車が登場

motoguzzi

モト・グッツィ、それは最速のモーターサイクルのひとつであり、未来を見据えた国の成長の象徴であり、イタリア警察や軍のみならず、その使命は世界中に広がり、カリフォルニア警察、そして近年ではベルリンや多くのヨーロッパの都市警察、ヨルダン王室護衛、イタリア共和国大統領を護衛するエリート軍団であるコラッツィエリに採用されたモーターサイクルである。そんなモト・グッツィは1921年3月15日、「二輪車の製造・販売、金属加工業に関連する活動」を目的とした「Società Anonima Moto Guzzi」として設立され、2021年で記念すべき100周年を迎えた。

1921年創業当時

カリフォルニア警察とモト・グッツィ

その1世紀にも及ぶ物語は、第一次世界大戦中にイタリア王立海軍の航空部門で、会社の創設者達が運命的な出会いを果たすことから始まる。この大戦中、エンジニアのカルロ・グッツィ、富豪のジョルジオ・パローディと有名レーサーでありパイロットのジョバンニ・ラヴェッリは戦争終結後にモーターサイクルメーカーを造ろうと誓い合った。しかし、ラヴェッリは1919年に航空機事故で亡くなり、3人で創業する夢は叶わなかった。しかし、グッツィとパローディは、3人の絆の出発点であるイタリア王立海軍の航空部門のシンボルである翼を広げた鷲を、彼らの友情の象徴としてエンブレムに採用しモト・グッツィを設立したのだ。

カルロ・グッツィ、ジョバンニ・ラヴェッリ、ジョルジオ・パローディ


モト・グッツィのモーターサイクルは、創業から現在に至るまでマンデッロ・デル・ラーリオの工場で製造され続けている。創設者のカルロ・グッツィとのジュゼッペ・グッツィが北極圏へのライドを行った1928年のツアラーモデル「GT 500 Norge」や、戦後復興期の大規模なモータリゼーションに一役買った1939年の「Airone 250」、1950年の「Galletto」など、世界のモーターサイクルの歴史の一端を担う数々のモデルを産み出してきた。1950年代には、モーターサイクル業界では世界初となる風洞設備を導入している。

GT 500 Norge

Airone 250
Galletto



1960年代、「Stornello」や「Dingo」のような小型モデルの開発の後、モト・グッツィは後にブランドのシンボルともなる700cc縦置き90°Vツインエンジンとカルダンシャフト・ファイナルドライブを開発、これらを搭載した「V7 Special」や「V7 Sport」、「California」、「Le Mans」は伝説的なモデルとなった。この伝統のドライブトレインは一貫して進化を続け、今日では最先端の電子制御技術が取り入れられ、「V7 シリーズ」や「V9 Roamer / Bobber」などのモト・グッツィの人気モデル、そして世界初のクラシックエンデューロである「V85TT」にも搭載されている。

Stornello
Dingo
V7 Sport

中でも、V7は最も愛され、モト・グッツィを代表するモデルのひとつとなっている。イタリアで初代モデルが販売された1967年以来、V7はイタリアの究極のバイクを象徴する代表モデルとなり、その突出した個性とデザインから幅広い層から高い人気を集めている。

オクタン日本版編集部

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