ゴードン・マレーが新型スーパーカー「T.33」を発表!|基準となった7つの基本原則とは?

Gordon Murray Automotive

ゴードン・マレー・オートモーティブ(GMA)は、エキサイティングなスーパーカー、新型T.33を発表した。T.50、T.50s Niki Laudaに続く、GMAの新開発モデルだ。2シーター・ミドエンジンのT.33は、性能、快適性、オンロードでの走行性、日常での使い勝手を究極のバランスで提供するために、どれも妥協することなく構想、設計、製造された。

T.33はコスワースと共同設計したT.50 3.9リッターV12エンジンを特別に再設計して搭載。このエンジンは、すでに史上最高の12気筒ロードカーエンジンという評判を得ている。空気力学的の効率を追求し、時代を超えたデザインをまとった美しいプロポーションは、新開発のカーボンとアルミニウムのスーパーライト・アーキテクチャーを中心に構築される予定で、その車両重量は1100kgを切っている。



ゴードン・マレー教授(CBE)はT.33について次のように述べている。
「2番目の新型車であるT.33を通して、私たちは“時代を超越したデザインを創り出す”という非常に明確なことを再認識しました。T.33は、T.50と同じ厳しい基準で設計され、ドライバー重視、パフォーマンス、軽量化、卓越したピュアなデザインに重点を置いていますが、結果としてまったく異なる車に仕上がっています。この車は、快適性、容易いパフォーマンス、そして日々の使い勝手が、より前面に押し出された車なのです」

T.33という車両を詳しく説明する前に、今回はゴードン・マレーが遵守するブランドの「7つの主要原則」についてご紹介したい。

1 ドライビング・パーフェクション
最高のドライビング・エクスペリエンスを提供するという野心と意思。

2 排他性
GMAは、ひとつのモデルやバリエーションにおいて、100台以上生産することはない。

3 軽量化
GMAの軽量化設計は、単なるエンジニアリングの目標ではなく、心の持ちようなのだ。このアプローチにより、比類ないレベルの効率性とビークルダイナミクスを備えたスーパーカーを実現する。

4 プレミアム性
GMAは、他の追随を許さない自動車会社だ。最高水準のハンドビルドの英国車を生産し、エンジニアリングの革新とプレミアムの品質が出会う場所なのである。

5 エンジニアリング・アート
すべての部品は、オーダーメイドのデザインであり、エンジニアリング・アートであり、シンプルであることの美しさを追求したものだ。

6 美への回帰
GMAの車は、常に時代を超越し、バランスが取れた完璧なプロポーションを保っている。

7 パーソナライズされたカスタマージャーニー
各モデル、各バリエーションとも100台しかないGMAファミリーの一員になることは、他の追随を許さないユニークな体験に参加することだといえる。他のメーカーがパドッククラブのチケットを提供するとしたら、GMAはすべてのエリアにアクセスできるピットパスを提供する。



ゴードン・マレー教授(CBE)は、こう続けた。
「ゴードン・マレー・オートモーティブは、自動車技術の革新の限界に挑戦しているブランドです。私たちは、他のどの自動車メーカーとも違うという評判を、すでに世界的に高めています。私たちは、トレンドを追いかけているわけではありません。私たちは、流行を追い求めるのでも、性能の数字を追い求めるのでもありません。売上高を追い求めるのでもありません。これからも、そうあり続けるでしょう。だからこそ、GMAの車は、今も、そしてこれからも、7つの基本原則を守り続けるのです。それは、私たちのブランド、世界をリードする車、そして私たちが創り出すレガシーの礎となる原則です」

この理念に基づいて誕生した新型車「T.33」は、果たしてどんな車なのか?(後編に続く)

オクタン日本版編集部

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