個性的な4x4に乗りたい人、必見! 超コンパクトなオフロードビークル、フェルベス・レンジャー

Tobias Kressmann

1966年のトリノ モーターショーでデビューしたコンパクトなオフロードビークル、Ferves Ranger(フェルベス・レンジャー)。この車はカルロ・フェラーリによって設計され、その名前は“FERrari VEicoli Speciali”の略語に由来している。

“ハネウマ”のようなエンブレムではあるが、フェラーリ社とは関連がない。

レンジャーはフィアット500の18馬力エンジンをリアに搭載し、600Dの独立サスペンションをもつ。オープンな車体には折りたたみ式のフロントガラスとドアを装備しており、これらは簡単に取り外すことができ、コンパクトなボディながら4名の乗員を乗せることができる実用性も備えている。



レンジャーには2輪駆動と4輪駆動のバージョンがあり、およそ600台が生産され、現存するのは50台程度だと考えられている。



2月にパリで開催されるRMオークションに出品されているこの車両は1970年式。透明なプラスチック製のサイドウィンドウとリアウィンドウを備えたブラックビニールのソフトトップルーフをもち、ボディはブルーで仕上げられている。メッシュのヘッドライト カバー、後部に取り付けられたスペア ホイール、ホワイトのスチール ホイールの装備などが特徴的だ。



人気アニメーションに登場した「ガンセキオープン」を彷彿させるこのユニークな4x4は、他人とは一味も二味も違ったオフロードの相棒になってくれるに違いない。


Photography: Tobias Kressmann

オクタン日本版編集部

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