世界各地のポルシェの祭典|カラフルなポルシェが会場を席巻する

Porsche

タイのバンコクで東南アジア最大級のポルシェの祭典が開催された。7回目の開催となったダス・トレッフェン(Das Treffen)はあらゆる世代のポルシェのスポーツカーと、ポルシェコミュニティの人々が集うイベントだ。空冷を愛するベテランのポルシェオーナーから、918スパイダーなどの新世代ポルシェに魅了されたファンまで、車両の年式やオーナーの年齢を問わず、すべてのポルシェファンがインパクト スピード パークに集結した。



ポルシェに情熱を注ぐこのイベントの創設者は「テン」の愛称で親しまれているシハブター・テン・スームサイ(Sihabutur ‘Tenn’ Xoomsai)氏。彼が草の根活動的に始めたミーティングイベントが、今や国境を越えて国際的なファンが訪れる東南アジアで最大級のポルシェのミーティングに成長した。



テンは次のように語っている。「子供の頃からずっとポルシェが好きでした。私が最初に運転したポルシェは、父の友人のものでした。 彼はある日、真新しい964で私たちの家にやって来て、私に鍵を投げて、何か飲み物を買ってきてほしいと頼んだのです。あの日の音や匂いは今でも忘れられません」

ポルシェファンなら誰でもこのような記憶に残るエピソードをもっているに違いない。夢であり、誇りであり、同じ車は二つとない「個性」。人とポルシェの数だけ思い出も存在する。



今回のテーマは「Dreams in Colors」。タイの街は活気にあふれたカラフルな色彩が特徴だ。ダス・トレッフェンも同様に、多くの個性と夢に敬意を表し、伝統を称えて開催された。未来志向かつ革新的で色彩豊か。ポルシェの祭典として、活気に満ちた 2023年のスタートに相応しいイベントだといえるだろう。





ポルシェのコミュニティイベントとしては、昨年11月末にドバイで開催された「アイコンズ・オブ・ポルシェ・フェスティバル」も圧巻だった。週末の2日間で前年の2倍以上となる15,000人以上を動員した中東最大級の自動車フェスティバルである。ニューモデルや限定車の初公開、ジャッキー・イクスやマーク・ウェバーといった著名ドライバーの参加、オフロードトラックでの乗車体験、さらにはアートカーの展示など、多岐にわたる催しがおこなわれた。







2023年はポルシェスポーツカーの75周年を祝う節目の年となる。「アイコンズ・オブ・ポルシェ・フェスティバル」は今年11月18~19日に開催されることがすでに発表されている。世界各地で同様のイベントが開催され、盛り上がることを期待したい。

オクタン日本版編集部

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