まるでモデルカー!独立した二つのムーブメントを搭載した、ユニークすぎる2シーターの置き時計

L’EPEE

スイスのラグジュアリークロックメゾンである「レペ(L’EPEE)」より、レーシングカーを模したデザインのユニークな時計が登場する。1839年に創業したレペは、伝統を重んじつつも、常に新しいものを取り入れていく柔軟なスタイルで、多くのファンを持つブランドだ。今回の新作である「タイムファスト」シリーズも2019年に初めてリリースされて以来、その斬新なアイデアで人々を驚かせ続けているモデルである。



ヴィンテージのレーシングカーにインスパイアされた本シリーズには、本物のレーシングカーのようなH型シャシーにボディが搭載されているほか、ボディの素材には1960年代のレーシングカーで使用されていたアルミを採用している。

また、よくモデルを覗き込むと、実車同様のデザインで丁寧に作り込まれた3本スポークのステアリングホイールや、車の重さで若干変形するタイヤの接地面までを細かに再現。リアルな雰囲気にとことんこだわった仕上がりとなっている。



なお、肝心の時計のギア部分であるが、本モデルには2つのムーブメントが搭載されている。

1つ目のムーブメントはコクピットに搭載されており、時刻を表示。これは、エンジン上部にあるデュアルキャブレターのフィルターに取り付けられたステンレススティール製ディスクを回転させることで「時・分」が表示される仕組みだ。ちなみにムーブメントは8日巻となり、運転席のヘルメットの中にある2.5ヘルツの脱進機によって制御されている。

また、もう一方のムーブメントは、エンジンの動力に使用される。ダッシュボードのキーを回すと本物の車のようにエンジンが始動する仕組みになっており、それと同時にV8エンジンのピストンが上下するという仕掛けだ。

これが時計だとは、言われなければわからないかもしれないほどユニークな商品。精密なギアに興味のある人であれば、見逃せない逸品だ。

L’EPEE 1839 |TIME FAST II (タイムファストII)
リファレンス:74.6011/194(ブルーにホワイトストライプ)/74.6011/164(レッド)/74.6011/184(ホワイトにブルーストライプ)/74.6011/134(グリーン)/74.6011/114(シルバー)
詳細:各色世界限定99台、サイズ:長さ450㎜x幅189㎜x高さ120㎜、重量4.7kg、階層型機械式ムーブメント、自社製キャリバーL’epee 1839 1855 MHD 2.5Hz/18,000bph、26石、パワーリザーブ8日間、真鍮(パラジウムメッキ)、ステンレススティール、アルミニウム、2023年2月発売予定
価格:858万円(税込)



株式会社ムラキ
https://muraki-clock-gallery.com/

オクタン日本版編集部

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