スパイダーモデル、マセラティMC20チェロが日本初公開

Maserati / Octane Japan

マセラティ ジャパンは新型のスパイダーであるMC20 チェロを、4月14日(金)から16日(日)に幕張メッセで開催されたオートモビルカウンシル2023において一般公開を行った。今回初めて披露されたモデルは新色であるアクアマリーナを纏った限定車「MC20 チェロ プリマセリエ ローンチ エディション(PrimaSerie Launch Edition)」。ローンチ エディションにはプリマセリエ専用外装仕上げと専用のトノカバーなどを装備。インテリアにはプレミアムレザーAlcantaraとプリマセリエ専用ステッチなどが施されている。プリマセリエ専用の20インチMMXXホイールもスマートなデザインだ。



「チェロ(Cielo)」とはイタリア語で「空」を意味し、その名の通りスパイダー―モデルとなる。クローズド状態のガラスルーフには、エアバス A350にも採用される高分子分散型液晶(PDLC)技術が使用され、センタースクリーンのボタンに触れるだけで透明からスモーク状態へ変化するエレクトロクロミックスマートガラスを採用。このガラスルーフは格納式で、わずか12秒で開閉が可能となる。この開閉速度はこの同セグメントにおいて最速クラスとされている。クローズドにおいて、スモークガラス状態では包み込まれるような感覚を、透明な状態では光溢れる空の美しさをそのまま楽しむ感覚が味わえる。またオープン状態にすれば風を楽しむオープンエアーとなる。



発表される車両重量は1540kgと、ベースモデルに比べて40kgしか差がない。搭載される3リッターV6ツインターボエンジンは変わりなく、最高出力630PS(463kW)/7500rpm、最大トルク730N・m(74.4kgf・m)/3000-5750rpmを発揮。トランスミッションは8段DCTで後輪を駆動する。0-100km/h加速は3.0秒。

MC20チェロはマセラティ・イノベーション・ラボで開発され、歴史あるヴィアーレ・チーロ・メノッティ工場で生産される100%メイド・イン・イタリーモデル。新しく就任したマセラティ ジャパン業務執行取締役、ジャパンジェネラルマネージャーの玉木一史氏は「マセラティはかねてより私にとって憧れのブランドでした。マセラティが提案するイタリアのラグジュアリーライフスタイルの魅力をより多くの日本のお客様に知っていただけるよう邁進したいと思います」とコメント。ニューヨークで過ごした幼少時に、現地の知り合いに乗せてもらった美しいオープンカーの感動を原体験としてもつ玉木氏は、日産自動車在籍時に北米でのマーケティングやインドネシアにおけるDATSUNブランド展開など、様々な経験をもつ。本年は新型クランツーリズモの発売も控え、勢いあふれるマセラティ ジャパン。スポーツカーの歴史を知る若きリーダーの活躍に期待したい。

マセラティ ジャパン業務執行取締役、ジャパンジェネラルマネージャー 玉木一史氏


オクタン日本版編集部

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