ポルシェレストアの精鋭「R-GO」が、再び原宿キャットストリートで911のイベントを開催

R-GO

ポルシェ911レストアショップ「R-GO」が、原宿のインスタレーションスペースStandByにて、「アドバンス ノーティス(Advance Notice)」と題した個展を開催した。期間は6月17日(土)〜20日(火)。今回はワークブランド「ディッキーズ(Dickies)」とのコラボレーションも行われた。



昨年2022年5月にはここStandByに、レストアが施されたライトグリーンの1974年型ポルシェ911Sが突如登場。説明的な掲示が一切されていないことが、むしろこの謎めいた展示はいったい何なのかと、道往く人の興味をかき立てていた。

今回の展示では1973年型ポルシェ911Tを題材に、一部レストアとワークショップシーンを再現。これは東京都町田にある「R-GO」ファクトリーにおいて、すべて職人の手によって911がレストアされていく工程を垣間見てもらうこと。レストア前の未完成ボディがファッション感覚あふれる人々にどのように映るのか、それを知ることが開催の狙いだったという。





「ディッキーズ」はこの企画のために、メカニック用のオーダーメイドユニフォームを提供。またステッカーをチョイスできるオリジナルTシャツも販売していた。またオリジナルの新聞のようなフライヤーも用意され、どれも一味違ったセンスを感じさせてくれるものだった。





クラシックポルシェはこういった企画にまさにぴったりである。見慣れたと思えるこのクーペボディも、じっくり眺めると911の長い歴史が魅力的に刻まれているようで艶めかしい。

「R-GO」は車両の販売は行わず、レストアに徹する職人集団である。「カスタム」ではなく徹底的に「レストア」にこだわり、ドイツでの新車出荷時の状態に極力戻すことを目指しているのだ。

実際にオリジナルの溶接や塗装の跡、そして磨き込まれてむき出しのボディ鋼板は、どれにも誇らしげな佇まいを感じさせるもの。「R-GO」の使命は、歴史ある車に新たな命を吹き込むこと。これからの進化に注目したい。


R-GO
info@euro-port.net
https://r-go.tokyo

オクタン日本版編集部

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