シャトーの片隅で眠っていたマセラティが、いま再びオークションに!

gooding & company

ペブルビーチ・コンクール・デレガンスのオフィシャル・オークション・ハウスであるGooding & Company社は、2021年のペブルビーチ・オークションに復帰するにあたり、アルファロメオ6C 2500 ヴィラ デステや、フェラーリ250GT シリーズ1 カブリオレといったコーチビルドのイタリアンカスタム・スポーツカーのセレクションを発表した。



そのうちの1台として出品されるのが、以前にもオクタンで紹介したことのあるマセラティA6G/54だ。

この1956年製のマセラティA6G/54 クーペ(シャシー2140)は、カロッツェリア・フルアが60台限定で製造したうちの1台で、1950年代のコーチビルドされたマセラティの中でも最も高級なものの1つである。このA6G/54は、1956年に開催されたパリモーターショーのマセラティブースでデビューし、その後、フランスの著名な建築家ジャック・フィルディエ氏に新車で引き渡された。そして1959年にロジェ・バイヨンのコレクションに加わった後、40年以上にわたり納屋で放置されていた。2000年に息子のジャックがレストアを試みるも中途半端な状態で終わり、結局2014年になってやっと発見されたのである。この時、A6G/54は納屋でフェラーリ250カリフォルニア・スパイダーの隣に置かれており、屋内ではあったものの納屋の扉が開きっぱなしになっていたこともあり、状態はかなり悪かったという。





しかし2015年のオークションにてアメリカ人コレクターによって200万ユーロ(約2.2億円)で購入され、目を見張るようなパティナとオリジナリティを失うことなくレストアが施された。その後、カリフォルニア・ミルでの走行や、コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ、コンクール・オブ・エレガンス・ハンプトン・コートでの展示に加え、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスのプリザベーション・クラスでも表彰されている。





このような素晴らしいヒストリーを持つ貴重なマセラティが再びオークションに出品され、手に入れるチャンスが生まれたのは非常に幸運なことである。 落札推定価格は約2億7000万~3億5700万円だ。

オクタン日本版編集部

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