サスティナビリティへの理解|シックスセンシズ ラームとキャロラC.ディクソンの共同作品

Carola C. Dixon

芸術家兼環境活動家のCarola C. Dixon(キャロラ C. ディクソン)とシックスセンシズ ラームは、共同で「Ocean Tapestries(オーシャン・タペストリー)」を制作した。シックスセンシズ ラームのリゾートはサスティナビリティを片手間に行う活動としてではなく、リゾートの核心的な要素として捉えて活動を行っている。

キャロラ C. ディクソンは、2019年の夏に某リゾートに招待され、教育ビデオおよびワークショップの制作に芸術家兼環境活動家として参加。その際、その取り組み過程のなかで、より長期的なビジョンを見据えるようになり、サスティナビリティに関して現在の理解にたどり着いたのだという。


Foam and Blue Basslets(フォーム・アンド・ブルー・バスレット)
2020年/デジタルコラージュ/printed on aluminium/1m x 1m
2匹の魚が中央の 脳サンゴの上で休んでいる様子が描かれている。その周りには、美しくも致命的な泡の波。一見美しく見えるが、非常に危険な状態でもあるのだ。


中でもキャロラ氏は、シックスセンシズ ラームのホストと一緒に働く中で島のあらゆる生活レベルに適合するホリスティックな視点に感動を覚えたという。彼女はリゾートの経営・自然への配慮・地域経済の支援という相互に関連する3つの側面で調和を創り出しており、ビジネスが個人と地球の“ウェルビーイング”、つまり身体的・精神的・社会的に良好で全てが満たされた状態を生み出しうる方法を示す良い例になっていると感じたのだ。


What a Lionfish Sees(ホワット・ア・ライオンフィッシュ・シーズ)
2020年/ デジタルコラージュ/printed on aluminium/ 1m x 1m
このタペストリーの中央部に描かれているミノカサゴの聡明な目は、生物多様性の配列を見渡している。 現代のミノカサゴは、生息地の破壊・ 海水温の上昇・大規模なサンゴの白化を経験し、気候危機がもたらす悪影響も見てきた。気候危機を完全に理解するために、人間中心の視点を変えなければいけないということを訴えている。


今回発表されたオーシャン・タペストリーは、作品を通して複雑に絡み合う海洋をめぐる諸要素が「畏敬の念」「良心」「希望」のイメージの中で調和することを考え制作されたという。

そしてこれは、シックスセンシズ ラームが行っている“環礁が直面する厳しい現実に真摯に立ち向かいながら希望と決意をもってゲストと住民をインスパイアし、環礁の美しさを守る努力をする”という活動に共通項を見出している。


Shells and Bottled Water(シェルズ・アンド・ボトルドウォーター)
2020年/ デジタルコラージュ/printed on aluminium/1m x 1m
マングローブの林から収集されたゴミが、 その林で生息する貝や植物のイメージと重ねられている。そして、作品の複雑さは中央の門に集約されている。


美しくもメッセージあふれるこの作品たちに触れながら、本来のサスティナビリティの意味と私たちに出来る事について、一度考えてみるのもいいだろう。

オクタン日本版編集部

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