「五感」を揺さぶる存在でありたい。|アルピナ 新型B8グランクーペ日本初公開

Octane Japan

今年の3月、アルピナがBMW 8シリーズグランクーペをベースに、最高水準のパフォーマンスと快適性を調和させた「BMWアルピナ B8グランクーペ 」を発表した。日本導入時期は同年初秋を予定している、そう告げられてから約半年、ついに待ちに待った瞬間が訪れた。日本人には縁起の良い、末広がりの「八」。アルピナとしてはそんな思いを込め、発表の場として東京都港区にある「八芳園」を選び、BMW ALPINA B8 グランクーペはついに日本でアンベールされた。「B8」のジャパンプレミアの場として、これほど縁起の良い場所はない。

流れるようなシルエットを絶妙に強調するエレガントなラインが特徴。

冒頭、ニコル・オートモビルズ 副社長のミヒャエル・ヴィット氏は、今年BMW日本法人が会社設立から40周年を迎えたことについて触れながらも、「日本において、BMW ジャパンとニコル・オートモビルズはお互いに大事なパートナー。BMW アルピナは直営のショールーム、そして全国にあるBMW正規ディーラーでも購入でき、メンテナンスを受けることが可能である」と述べた。また、2021年の販売状況について、特にカー・オブ・ザ・イヤーの影響もあり、「B3」の納期は最長で1年かかるほどの人気と語気を強めた。

アルピナ・ブルーとアルピナ・グリーンは BMW ALPINA モデルだけにオプションとして用意されている限定ボディ・カラー。

さて、この新型「B8グランクーペ」は、1990年に登場したE31型8シリーズをベースとするBMWアルピナ B12 5.0 クーペ/B12 5.7 クーペ、また、2014年に登場したF06型6シリーズをベースとするBMWアルピナ B6 ビターボ グランクーペなど、これまでのフラッグシップクーペを受け継ぐモデルとして登場したアルピナらしさを残しながら進化した、最高水準のパフォーマンスと快適性、そして美しいデザインが特徴だ。

今回登場したアルピナ・グリーンは右ハンドル仕様。

アルピナの象徴的なトレード・マークといえる伝統の20スポーク・デザインを踏襲した21インチのアルピナ・クラシック鍛造ホイール。今回初めて標準装着として採用された。

エンジンは、ビ・ターボ・チャージング・システムを搭載した4.4リッター V型8気筒エンジン。457kW〔621PS〕の最高出力を引き出し、800Nm〔81.6kgm〕の最大トルクを、わずか2000rpm から発生させ、その供給は5000rpm まで維持する。静止状態からわずか3.4秒で100km/hまで加速、巡航最高速度は324km/hを誇る。トランスミッションは、8速スポーツ·オートマチック·トランスミッション、そしてファーストクラス並みのコンフォートと謳うサスペンションは、欧州で最も厳しいとされるテストコースを用いてセッティングされ、長距離走行時における快適性と正確なハンドリング特性、そして、横方向へのダイナミクスに対応するといった、パフォーマンスとしても十分両立できる洗練されたもの。いかなる走行条件においても、バランスよく調和されたシャシーによって、高速域における高い安定性を実現するという。

4.4リッター V型8気筒エンジン。457kW〔621PS〕の最高出力を引き出し、800Nm〔81.6kgm〕の最大トルクを発生させる。

多くのオクタンの読者であればご存じかと思うが、アルピナは「最高速度」ではなく、常に「巡航最高速度」と記す。ここで念頭に置かれているのは、快適な乗り心地が実現でき、高いパフォーマンスを維持することに重きを置いていることに他ならない。このジャパンプレミアでも、アルピナがこだわる「巡航最高速度」とは、例えば「ステアリングを切ることができる速度」と、語っていたことも印象深い。快適性と高性能の両立を目指す、そう掲げるアルピナの真骨頂が身をもって体験できる、まさにアルピナのフラッグシップが「B8」なのである。

ステアリング・ホイールは、高品質な天然のラヴァリナ・レザーを用いて、一本一本、手作業で丁寧に仕上げられている。

レザーで刻印されたアルピナエンブレムをあしらったクリスタル仕様のiDriveコントローラー、そしてすべての車両に対してモデル固有の製造番号が記載された専用のプロダクション・プレートが装着されている。

「もっともセクシーで、もっともエレガントなジェントルマンとレディのためのモデル。ファーストクラス並みのコンフォートなキャビンを持ちながら、戦闘機のような爆発的な加速を見せるなど、異なるキャラクターを1つのボディに併せ持つ……」、発表会でそのような言葉が続く中で、このジャパンプレミアで一番刺さった言葉があった。

「SHARPENS ALL YOUR SENSES(あなたの五感を揺さぶる存在)」

市街地でも、長距離でも、そして峠越えでも、ハンドリングの心地よさやドライブの味わいを濃いものにし、ドライバーを幸せにしてくれるモデルはそう多くはない。どんなに時代が進化したとしても、操るのが人間である限り、感性に訴えかけ、記憶に残る感覚をドライバーズシートに残してくれる。それがアルピナ・イズムが詰まった「B8」なのである。

また、B8ジャパンプレミアの会場の入り口には、ドイツアルピナ本社でレストアされたばかりの世界限定30台の名車「B7 S TURBO COUPE」が鎮座していた。なぜこの名車が、新しくALPINAのフラッグシップとして名を連ねた「B8 グランクーペ」のジャパンプレミアに展示されていたのか。いつの時代も脈々と受け継がれる、アルピナのクオリティは変わらずに「ここ」にある。その意味をまた改めて体験できるその瞬間が、すぐそこまで迫ってきている。

会場入り口。ドイツアルピナ本社でレストアされたばかりの世界限定30台の名車「B7 S TURBO COUPE」。

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BMW ALPINA B8 グランクーペ

ボディサイズ:5090mm×1930mm×1430mm
ホイールベース:3025mm 車両重量:2140㎏
エンジン形式:V型8気筒/ビ・ターボ
排気量:4394㏄
最高出力:457(621ps)/5500-6500rpm
最大トルク:800Nm/2000-5000rpm
巡航最高速度:324㎞/h


2021年9月29日より日本国内にて販売
希望小売価格 
BMW ALPINA B8 Gran Coupé(左ハンドル):25,570,000円
BMW ALPINA B8 Gran Coupé(右ハンドル):26,020,000円

オクタン日本版編集部

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