ラグジュアリーSUVの先駆者、新型レンジローバーがついにその姿を現す

Land Rover

ランドローバーから待望の新型レンジローバーが発表された。ローンチ会場に選ばれたのは英国ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウス。アート、カルチャー、ビジネス、スポーツの各界で活躍する世界中のリーダーたちを迎えた中で、あたらしいレンジローバーがベールを脱いだ。



ラグジュアリーSUVというカテゴリーのパイオニアであるレンジローバーは、快適性とその走破能力で、半世紀にわたりラグジュアリーSUVセグメントをリードしてきた。新型レンジローバーは、モダンさと優雅な美しさ、洗練されたテクノロジー、シームレスなコネクティビティを兼ね備えたモデルとして登場。さらに、初めて7人乗りが選択できるようになった。

ジャガー・ランドローバーの最高経営責任者(CEO)である、ティエリー・ボロレは次のように述べている。
「新型レンジローバーは、世界で最も目の肥えたお客様に世界で最も魅力的なラグジュアリーカーを提供するクリエーターになることを目指すという、当社のビジョンを見事に体現しています。50年以上にわたって、イノベーションのパイオニアとして紡ぎあげてきた唯一無二の『RANGE ROVER』の物語に、新たな章が描かれます」

ジャガー・ランドローバーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーである、プロフェッサー・ジェリー・マクガバンOBEは次のようにコメントした。
「自らのDNAを尊重しながらプロジェクトを前に進めることは可能で、まさに私たちが今回おこなったことです。私たちはモダニズムのデザイン哲学を持っており、ファッションやトレンドを追いかけることはしません。余計なディテールを排除することで、モダンさを表現しながらも魅力に溢れ、新しいレベルで感情的に訴えかける車が完成しました。新型『RANGE ROVER』は、ランドローバー史上最も魅力的なモデルとなるでしょう」

今回のワールドプレミアでは、2022年に導入予定の新型「RANGE ROVER SV」も発表された。「SV」モデルは、レンジローバーのラグジュアリーとパーソナライゼーションを絶妙に解釈して体現されたクラフツマンシップによるもので、専用のデザインディテールとして、光沢のあるメッキメタル、滑らかなセラミック、複雑なモザイク模様の寄木細工、高品質のレザー、サステナブル(持続可能)な素材である「Ultrafabrics™」などを取り揃えている。新たに設けたデザインテーマ「SV SERENITY(エスブイ セレニティ)」、「SV INTREPID(エスブイ イントレピッド)」では、フロントとリアのコントラストが効いたツートンカラーのインテリアを採用。電動で展開できるクラブテーブルや冷蔵庫など利便性の高い機能も備えており、4人乗りの仕様「SV シグネチャースイート」も選択することが可能だ。これはレンジローバー SVとシンプルに呼称するネーミング戦略を適用し、新しくセラミック製SVラウンデルを備えた初めてのモデルとなる。今後、SVOが手掛けるすべてのランドローバー・モデルには、すべてSVラウンデルがつき、識別されるようになるという。

新型レンジローバーは、ランドローバーの新アーキテクチャー「MLA-Flex(flexible Modular Longitudinal Architecture)」を採用した最初のモデルだ。「MLA-Flex」は、内燃機関、プラグイン・ハイブリッド(PHEV)、および100%電気駆動のフルバッテリー電気自動車(BEV)に対応。これはパワートレインの柔軟性を高め、品質の新たなベンチマークとなるための取り組みの一環であり、ランドローバーの簡素化されたアーキテクチャー戦略の次なる一歩となっている。

パワートレインについては高効率なマイルド・ハイブリッド(MHEV)、PHEVから選択でき、ボディタイプはスタンダードホイールベース(SWB)とロングホイールベース(LWB)の2種類、4人乗り、5人乗り、7人乗りから好みの仕様を選択可能(4人乗りと7人乗りはLWBのみ)。さらに、2024年には初のBEVがラインアップに加わることが発表されている。



ランドローバー史上初のBEVとなる新型レンジローバーは、2030年までにジャガー・ランドローバー・ブランドの全モデルにピュアEVの選択肢を設定し、製品、オペレーション、サプライチェーンのすべてを通じ、2039年までに排出ガス量実質ゼロの達成を目指すという目標に貢献することになるだろう。

PHEVパワートレインは二酸化炭素の排出量を30g/km未満に抑え、「EVモード」での最大航続距離は100km(WLTP値)、実航続距離は最大80㎞となっている。



新しい第5世代の新型レンジローバーは、英国でデザイン、開発、エンジニアリングがおこなわれ、レンジローバーの歴史的拠点である英国のソリハル製造工場の最新の生産ラインでのみ製造される。工場への投資により品質の向上を推し進め、高効率なMHEV、PHEV、およびBEVを、同じライン上で組み立てることができるという。

レンジローバーがこれからのラグジュアリーSUVセグメントをどのような形でリードしていくのか、期待は高まるばかりである。

オクタン日本版編集部

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