ブランド史上初!レアメタルである「タンタル」を使用した、H.モーザーのパーペチュアルカレンダー

H. Moser & Cie.

1802年に、スウェーデン人のアンデシュ・グスタフ・エーケベリによって発見された金属“タンタル”は、非常に密度が高く、硬質な金属であり、その希少性からレアメタルの一つとして知られている素材である。タンタルは、空気に触れると、表面に母材を化学的攻撃から保護する非常に緻密な空気の層が形成される。また、耐腐食性に優れており、ほとんどの化学物質に反応しないほか、酸に対しても耐性を持っているのが特徴だ。



また、展性や延性に長けているため、高精度の加工を実現することも可能となる。しかし、融点が 約3000 ℃ にもなるこの素材を加工するには、専門の高度な技術が欠かせなかった。H.モーザーは、このタンタル素材を活かすべく試行錯誤を重ね、今回モデルの完成に至ったという。



H.モーザーの CEOであるエドゥ アルド・メイラン氏は、以下のようにコメントしている。

「私は18歳のときに両親から初めて高級時計を贈られたのですが、それがタンタル製でした。以来、いろいろと課題のある素材であるものの、 H.モーザーの時計に取り入れたいという思いをずっと抱き続けてきました。タンタル製ケースにポリッシュ仕上げを施せるようになるまで、実に2年以上試行錯誤を重ねました。タンタルの加工はサンドブラスト、つまりサテン仕上げがほとんどなので、ポリッシュ仕上げを実現できたのは特筆に値すべきことだと思います」
エンデバー・パーペチュアルカレンダー タンタル ブルーエナメル
自社製手巻きキャリバー HMC 800、振動数18,000 振動/時、32石、パワーリザーブ約 7 日間、ハック機能、デュアル・バレル、独自のモジュール型脱進機、シュトラウマン® ヘアスプリング、ゴールドを用いたアンクルとガンギ車、手作業による仕上げと装飾が施されたムーブメントおよび部品、槌目仕上げのアビスブルー フュメ「グラン・フー」エナメル、リーフ型針、月を示すセンターの小さな矢型針、ビッグデイト表示、タンタル/ステンレススチール(ケースバック)、直径42.0 mm、厚さ13.1 mm、ドーム型サファイアクリスタルを用いたスチールケースバック、「M」で装飾されたステンレススチール製リュウズ
入荷時期:今春入荷予定
価格:1182万5000円(税込)

オクタン日本版編集部

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