タイヤに悩まされ、ABSセンサーにも悩まされる日々|『Octane』UKスタッフの愛車日記

Octane UK

『Octane』UKスタッフによる愛車日記。今回は1967年メルセデス 230、1985年メルセデス 240TDに乗るマッシモ・デルボがお届けする。昨年はタイヤの不運続きだったそうだが、今年こそは!と春の訪れを待ちわびている。



今は一年で一番つらい時期だ。というのも、私が住む北イタリアのこの地域では、冬が終わりつつあり、日増しに日差しが暖かくなってきている。しかし、問題は雨が降らず、道路に塩が残っていて、まだガレージの眠れる美女たちを起こすわけにいかないことだ。とはいえ、春の訪れがもう本当に待ちきれない。

2022年後半の4カ月は、タイヤのことで頭がいっぱいだった。それはカリフォルニアのモントレー・カー・ウィークで使っていたレンタカーが、パンクしたことから始まった。でも幸いなことに、スペアカタイヤと工具が装備されていたおかげで、予定していたディナーに10分ほど遅れただけで済んだ。続いて、私のメルセデス230の右フロントタイヤがパンクした。



悪いことは続くもので、さらにガレージに停めていたたけなのに、240TDの右フロントタイヤもパンクしてしまった。実は、これにはさほど驚かなかった。240のミシュラン・エナジーMXV3のタイヤは古くなっていて、新しいタイヤを注文して待っているところだったからだ。スペアタイヤを装着してショップに行き、数カ月前に製造されたばかりのダンロップ・スポーツ・クラシック195/70 R14を取り付けた。私は何年もの間、自分の車すべてにミシュランを履かせてきた。しかし数年間待ってもミシュランはこのサイズのタイヤを再生産しないことが分かり、今回初めてダンロップを履かせることになったのだ。ダンロップのタイヤについては、装着後に家までドライブしただけなので、まだ意見を言える段階ではない。



その他にも解消したいことがいくつかあて、私は例年以上にじりじりしながら春の訪れを待っていた。昨年、フィンテールにレーシング燃料を使用し、燃料系統の内部をすべて洗浄するのに十分なほどの期間を運転した。今回使用する燃料はオクタン価を上げるためのものではないが、通常の燃料よりも安定性が高く、残留物を残さずに長持ちさせられることが特徴だ。始動後すぐに、通常では困難な「冬の後の再始動」に違いが出たかどうか、レポートできればと思う。



500SLについて、最後に書いておきたい。ABSランプが再び点灯したのだが、原因はもう分かっていた。ABSセンサーの1つが故障していたのだ。残念ながら、500SLのセンサーは560SLやW126で使われていたものとは異なり、メルセデス(部品番号A1075400017)やボッシュ(部品番号0265001012)でももう製造されていない。どこに行けば見つかるのか、本当に見当がつかない。どなたかアドバイスを求む。


文:Massimo Delbò

文:Massimo Delbò

無料メールマガジン登録   人気の記事や編集部おすすめ記事を配信         
登録することで、会員規約に同意したものとみなされます。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

RANKING人気の記事