2017年12月4日、イタリアのボローニャにて、ランボルギーニがかねてからプロジェクトを進めていた新型SUV「ウルス」を発表した。
ミウラやカウンタック、アヴェンタドールに代表されるようなスーパーカーブランドとして名高いランボルギーニ。「なぜランボルギーニがSUV?」と疑問に思われる方もいるかもしれないが、同ブランドにとってSUVの開発は初めてではなかったことは、10月19日の記事でもお伝えしたとおりだ。
octane.jp:ランボルギーニ初のSUV、LM002を振り返る
https://images.octane.jp/articles/0/964/wysiwyg/car/suvlm002.html
昨日発表された新型SUV「ウルス」は、スーパーカーブランドであるランボルギーニのDNAを色濃く受け継いだ、まったく新しい「スーパーSUV」となった。
そのコンセプトは「スーパースポーツカーの魂と、SUV特有の機能性」の融合。
カッティングエッジと流線形を組み合わせたフォルム、Y字型や六角形、センターピーク入りのフロントボンネットやリアドアの交差するラインなどは、ランボルギーニの歴代モデルに見られた伝統的なモチーフだ。SUV市場で最もワイド&ローなプロポーションも「スーパーSUV」という新しいジャンルを印象づける重要な要素となっている。
搭載されるエンジンは、最高出力650ps、最大トルク86.7kg-mを発生する4.0リッターV8ツインスクロール・ターボ。V12やV10ではなくV8ターボが採用された理由は、オフロード走行を考慮し、低回転域のトルクを重視したためであるという。エンジンは重心高を抑えるためにフロントに低く搭載されるとともに、セントラル・ターボ・レイアウトが採用されている。
パフォーマンスは0-100km/h加速3.6秒、最高速度305km/hという、まさに「スーパーSUV」と呼ぶにふさわしいスペックである。トランスミッションは8速ATで、駆動方式は4輪駆動。前後のトルク配分は通常40:60であるが、フロントには最大70、リアには最大87までトルクを配分することが可能だ。
他のランボルギーニ同様に、電子プラットフォームは「ANIMA」が採用されている。3つのオンロード・モード(STRADA、SPORT、CORSA)のほか、3つのオフロード・モード(雪道、砂地、オフロード)の、計6種類のドライブモードが選択可能だ。最低地上高は、アダプティブ・エアサスペンションの採用により158mmから248mmの範囲で変更できる。
インテリアは航空業界的デザインを採用。イタリアン・クラフトマンシップと最先端テクノロジーが融合した未来的なコクピットはいかにもランボルギーニらしい。
しかし、この車は他のモデルとは異なり、大人5人が快適に移動することができるスペースを有しているのだ。(写真は4シーター選択時のパッケージング)
ランボルギーニ・ウルスは2018年の春からデリバリーが開始される予定だ。また、V8ターボだけでなく、プラグインハイブリッド・モデルがラインナップに加わるという話もある。まずはランボルギーニ公式ページにて、この新しい「スーパーSUV」の詳細を見て頂きたい。
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